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【読書感想】会社を辞めた私が共感した“売れる個人”のマインドセットとは?

読書から学ぶ
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5月に読んだ本はこちら。

・fika 世界一幸せな北欧の休み方・働き方
・売れる個人の作り方

だんだん、月に読む本の冊数が少なくなってきてます。
それだけブログ執筆などの「仕事の種」に繋げるための時間が増えてきたということかなと、自分を甘やかす。

はじめに:『「売れる個人」のつくり方』とは?

この本は、元出版社勤務の安藤美冬さんが、自らの体験をもとに、「どうすれば個人として“売れる”存在になれるのか」を解説した一冊です。

SNSを使った発信やパーソナルブランディングが当たり前になってきた今、「自分という存在に価値を持たせて、自分らしく働きたい」と考える人にピッタリの内容。

内容は大きく二部構成になっていて、

・前半:マインド編(在り方・考え方)
・後半:戦略編(行動の仕方・SNSの使い方など)

私自身はとくに“マインド編”に強く共感しました。
中でも、感情・確信・自己信頼にまつわる話が、過去の自分とリンクしすぎて、何度も「わかる…!」と頷いてしまいました。

感情の「合格ゾーン」と「不合格ゾーン」って?

前半のマインド編で著者が繰り返し伝えていたのは、

「売れるかどうか」はスキルよりも、“エネルギーの質と量”で決まる

ということ。

じゃあ、そのエネルギーの質や量って何で決まるのかというと、

感情が「合格ゾーン」にあるか「不合格ゾーン」にあるか。

この話がめちゃくちゃ腑に落ちました。

まず“納得”を目指し、少しずつ合格ゾーンへ移行する

本書では、

・感情を11段階に分類して“見える化”し
・自分の感情が今どのゾーンにあるのかを理解して
・合格ゾーンへ少しずつ近づいていく

そんなメソッドが紹介されています。

まずは、“合格”と“不合格”の境界にある「納得」の感情で安定して過ごすことが第一歩。
そこから、少しずつ合格ゾーンに移行する。

うまくいかない時って、ずっと焦ってたり、他人と比べたり、気持ちに無理が生じてることが多いですよね。
逆に、「楽しそう」「やってみたい!」って前向きな気持ちで動いてる時は、勝手に人が集まったり、チャンスが舞い込んでくる。

だから、“合格ゾーン”でいることはとても大切。

気分の浮き沈みが激しい人や、感情に振り回されがちな人こそ、まずは「自分の状態を知る」ことから始めてみてほしいです。
合格ゾーンを目指すこのメソッドは、自分の心を整えるための実践的なヒントになると思いますよ。

愚痴ばかりの毎日から抜け出したいと思ったら…

本の中で、著者は、過去にあった不平不満や「嫌だ」という感情を抱える日々についてこう語っています。

「私は不平不満を言うために生まれてきたんじゃない!愛や感謝を日常的に感じる人になりたい!本来の私は、もっと幸せに生きられるはず」

この言葉、自分のことかと思うほど、グサッと刺さりました。

なんせ私も毎日のように会社や上司の愚痴をこぼし、「私の一生は愚痴を言い続けて終わるのか?」と思い、「もっと毎日を楽しく過ごしたい!好きなことをして生きたい!」という気持ちで会社を辞めたので。

感情のコントロールの話に戻りますけど、会社員時代の私は感情のコントロールが物凄く下手で、浮き沈みが激しくそれに疲弊しきっていました。
だけど、退職してストレスがなくなってからは、自分の感情をうまくコントロールできるように。

感情をコントロールできない理由が”環境”にあるなら、そこを見直す勇気も必要だと思います。

「確信パワー」を感じた瞬間

本書の中で、エネルギーの質を高めていくとある日突然、「確信」という感覚が目覚めると書かれています。

これも、刺さった。

私も、「好きなことをして生きたい」と強く思って、自分の「好き」と向き合う中で、ある日突然「これだ!」って目覚めた瞬間がありました。

理屈抜きに「これは絶対うまくいく」って感じるんです。
根拠なんてなくても、自分の中で、はっきり感じる。

まだ結果を出せてないけど、「この道は間違ってないな」ってずっと思ってます。
これがまさに、“確信パワー”なんだなって、実感してます。

自分との約束を守れていますか?

グサグサ刺さりまくるマインド編で、一番刺さったのが、この項目。

もし、あなたが自分自身のことを信じられないのなら、それは「自分との約束」を守っていないからかもしれません。

約束を破る人のことは、信じられない

誰だって、約束を破る人のことは信じられませんよね。
それは、自分だって例外じゃない。
これ、大半の人が気づいてないんじゃないでしょうか?

ー中略ー
人との約束はできる限り守るのに、「今日こそはプールで泳ごう」「週末は雑誌で見た人気店に食べに行こう」と予定を立てた“自分との約束”は、「起きるのが遅くなったから」「天気も悪いしまた今度にしよう」と、しょっちゅう破っていたからです。
ー中略ー
もし、あなたとの約束をしょっちゅう破る人がいたら、その人を心から信じられますか?私には難しい。そうやって、「もし目の前に”私”がいたら、とてもじゃないけれど信用できない。」

その通りすぎて耳が痛い。

自分のことを信用できない理由は、自分との約束を破るから

「昨日食べ過ぎたし、今日は間食はなし」
「お風呂上がりにストレッチする」
「週末は買い物に行こう」

小さな決めごとを、ちょっとした理由でサボってしまう……
そんな経験ありませんか?
私は、思い当たることが山ほどあります。

自分との約束を守れないと、自分のことを信用できなくなる。
そして、それが自信のなさや迷いにもつながってるんだと、腑に落ちました。

これからは、小さなことでも「決めたら守る」を意識して生活する。
そして、自分への信頼を回復することに努めます。

まとめ:自分を信じる力が、マインドを変える

本書を読んで感じたことは、「自分の感情」「自分への信頼」こそが、“売れる個人”の土台なんだということ。

誰かに認められる前に、まずは自分が自分を信じてあげること。
やりたいことに素直になって、ポジティブなエネルギーで行動すること。

私も、自身の力で少しずつそういったことに気づいて、マインドをポジティブなものに変化させてきました。
だから、この本に出会って、「間違ってなかったんだ」という確証を持つことができました。

「売れたい」じゃなくて、「好きなことで、自分らしく生きたい」と願ってる人には、前半のマインド編だけでも読んでみてほしいです。
きっと、マインドを変えるための後押しになると思いますよ。

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