【体験談】「婚活相手に聞きたいことが聞けない…」原因と対処法【質問力を身に付けて成婚へ】

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「結婚を考えてる相手に、本当に聞きたいことほど質問できない…」

そう感じたことはありませんか?

私は昔、結婚相談所を使った婚活をしていました。
ありがたいことに複数の男性と会う機会があったものの、誰とも真剣交際に進むことはできませんでした。

理由は、相手に求める条件や価値観を質問し、聞くことができなかったから。

・お金の価値観
・結婚の価値観

そういった、「結婚を考える上でどうしても知っておきたいこと」が、ほとんど話題に出せなかったのです。

今回はそんな私の「婚活失敗談」を振り返りながら

・なぜ、重要な質問をすることができないのか
・質問できない結果、どういったことが起こるのか
・「質問できない」を、どう乗り越えていけばいいのか

この3つについて、お話ししたいと思います。

現在婚活中の方の参考になれば幸いです。

はじめに:聞きたくても質問できない心理

婚活中、本当に聞きたいことほど質問できない理由。
それは、相手に「どう思われるのか」が気になるからです。

「生活費の割合はどうするのか」
「お金・家事・育児の価値観は?」
「将来、親に介護が必要になったら?」

将来を見据えた質問だけど、「重い」「ガツガツしてる」と思われたらどうしよう。
相手に嫌がられたら、この縁は終わってしまうかもしれない。
相手に気に入られたら、聞いた手前「お断り」できなくなるかもしれない。
そう考えると、言葉が出てこなくなるんです。

私が質問できなった2つのことと、その理由

私が婚活中、どうしても質問できなかった2トップが、「お金の話」と「結婚観」です。

1:お金の話

一般的な人間関係で、相手からの相談がない限り年収や貯金額を聞くと

「あいつ、なんなの?」

と思われるのが大半です。
異性間でも同性間でも、「お金目当てなの?」と、距離を置かれても文句を言えません。
そういった感覚が染み付いていればいるほど、婚活の場でも、お金の話は切り出しにくい。

年収と職業はプロフィールでわかります。
重要なのは、その給与を、どう使っているか。

・生活費・娯楽費・資産運用の割合は?
・外食は月にどれくらい?
・奨学金や借金返済、実家への仕送りは?
・お金をかけてる趣味や、浪費・ギャンブル癖はない?

自分の収入に不安があったので、できれば生活費の負担は多く持ってもらいたかった。
だから、こういった話は絶対に知りたかったけど、「お金目当て」と思われそうで、質問できませんでした。
生活費を頼ろうとしている時点で「お金目当て」を否定できないけれど、でもその先に見てるのは「幸せな結婚生活」だし…

本音と建前の間でグルグルしつつ、一度も質問することができなかったです。

ちなみに今のパートナーとは相手の仕事も収入も謎のままお付き合いを始めました。
婚活時代では考えられない選択です。つくづく、婚活を辞めてから知り合えて良かったと思います。

2:結婚観の話

これも、お金並みに重要視してましたが、

「条件が合う=結婚確定」

という重さを感じて、聞くことができませんでした。

だって、結婚したい男女が結婚観の話をして、そこに問題がなければ結婚しない方がおかしい…気がする。

自分から切り出してしまうと相手に「こんな話するってことは、自分と結婚したいんだな」と思われそう。
そうなったら、結婚前提の交際を申し込まれた場合断るのは失礼では?

そう考えると、自分から切り出すことはできなかったです…。

それでも何人かと結婚観の話をした覚えはあるけど、内容が記憶に残ってない時点で、当たり障りのない会話だったんだろうなと思います。

大事なことを質問できないと、どうなるのか?

大事なことを質問できない婚活は、どんなに意気投合しても「ただの雑談タイム」。

・その場は楽しくても次に続かない
・相手が何を考えているかわからない
・何度も会う人でも「いい人だけど…」止まり

何十人と会ったけど、結局誰とも結婚どころか真剣交際にも発展しませんでした。

「質問力」は婚活外でも役立つスキルになる

本当に結婚したいなら、「質問力」は、絶対に必要。

そもそも、結婚したいもの同士である以上、相手だって「自分の条件に合うかの確認質問」をしたいはずなんです。

だけど、同じように悩んで核心には触れず、雑談で誤魔化している。
ならばこちらから「質問する」空気を作らなければ、一生前に進みません!!

それに、上司や取引先との会話、友人とのコミュニケーション、親戚付き合いなど、日常生活でも「質問力」が役立つ機会は多いです。
「質問力」を磨いて損することなどひとつもありません。

最初は不自然にでも、繰り返すうちに、コツがつかめてきます。
そうすれば婚活もスムーズにできるし、プライベートでもきっとあなたの助けになります。

婚活特有の落とし穴

婚活において、「雑談タイム」だけで仲良くなるのは少しだけ危険です。

普通の恋愛なら、雑談から仲を深めて交際、結婚…と言う流れはごくごく自然なもの。
だけど、婚活の場合、どんなに好印象でも相手が「結婚の絶対条件」から外れていた場合、「条件を満たしてないから」と見送る心理…

絶対出てきます!!

それに、いい人が見つかると「もっといい条件の人がいるかも」という欲が出るのも婚活あるある。

1:お互いに好感触
2:核心を的なことを言ってくれないから様子見
3:「もっといい条件の人がいるかも」と思い始める
4:切る
5:次などいない(もしくは時間がかかる)

これ、結婚できないフラグですからね!!

質問できないなら、「オブラート質問」+推察力で乗り切る

とはいえ、質問できないものは、できない。
わかります。だって私もそうだったから。

直球で質問できないなら、オブラートに包んで質問してみましょう。

・「家事とかどうしてるんですか?」
→食事は惣菜・掃除は休日にまとめてなら、家事を全部丸投げされる可能性がある。

・「仕事がない時は何をしてますか?」
→趣味にお金を注ぎ込むタイプか、そうでないかがわかる。

・「家族の思い出ってありますか?」
→どんな家庭で育ったか、そこから家庭に何を求めてるのかがわかるかも。

これくらいの質問なら、雑談の域を出ないので比較的容易です。
ただ、こっちがオブラートに包むと、もれなく相手もオブラートに包んで返してくるから、推測力を上げる必要があるんですよね…

それでも、

・ハードルの低い質問を繰り返し、大きなハードルを超えていく
・推測力を上げる

どちらかで頑張るしかありません。

まとめ:「質問力」を身につけると、婚活は変わる

「嫌われたらどうしよう」
「ガツガツしてると思われたらどうしよう」

私の婚活は、そんな気持ちばかりで、大きな成果をあげられませんでした。
たくさんの人に質問できていたなら、今頃は違う人生があったのかもしれません。

幸いなことに婚活後にパートナーと出会うことができ、一緒に暮らしていますが、その中で「共に生活するには、事前にすり合わせておきたいことが本当に多い」ということを実感しました。

だからこそ、婚活では相手に気になることをちゃんと質問して、不明瞭なことをクリアにしておくことが超重要なんです。
そして、できれば相手からも質問を受ける。
そうやってお互いの意見を交換し合い、理解を深める努力をする。
その過程で、安心感や信頼感が生まれ、結果として、「結婚したい人になる」のだと思います。

会ってみて少しでも「いいな」と思えたのなら、まずは「絶対確認したいこと」の中から、一番質問しやすいものを選び、尋ねてみましょう。
結果、相手の答えが受け入れられなかったらそれでいい。
受け入れられるものだったら、次の「質問しやすいこと」を選び、尋ねる。

それを繰り返していけば、婚活成功の可能性を上げていけるんじゃないかなと、そう思います。