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【年金の基礎知識】仕組みや受け取れる金額を初心者向けにやさしく解説

お金のこと
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現在、私の月収は5〜6万円。
これは国民年金の受給額とほぼ同額です。

この事実に気付いた時、漠然としていた「年金」という制度が、一気に自分ごとになりました。

・年金は、どのタイミングで受け取れるの?
・本当に5万円なの?
・どうやって受け取るの?

今回は「年金の基礎知識」を、自分自身のために。
そして、私のように「年金についてなんとなくの知識しかない」という方に向けて、簡単にまとめておきたいと思います。

この記事を読めば、
①年金制度について ②年金の平均受給額 ③自分の将来の受給額
この3つがわかります!

はじめに:そもそも、年金とは?

年金という言葉は知っているけど、「どういう仕組みなの?」と聞かれると、うまく説明できない…
そんな人は多いんじゃないでしょうか。
何を隠そう、私もその1人です。

年金=国が運営する、強制加入の保険制度

年金は国が運営する保険制度。

「加入する・しない」の選択肢はなく、日本に住む20歳以上の人はもれなく全員加入することになる、ある意味「強制加入」の保険です。

・歳をとって、働けなくなった
・怪我や病気で働けなくなった
・収入の支えになっていた家族を亡くし、生活がままならない

こういった、生活に困ったときのための生活保険ですが、もっとも馴染みがあるのが「定年退職後に受け取る」場面なので、「年金=老後のお金」という認識で広まっています。

老後にもらえる年金は2種類

年金制度にはいくつか種類がありますが、老後に関係するのは次の2つです。

【国民年金】
・日本に住む20〜60歳の全員が加入する年金制度。
・学生でも主婦でも無職でも、職業に関係なく加入する。

【厚生年金】
・会社員や公務員といった、「雇用されている人」が加入する年金制度。
・収入額に応じて支払額も受給額も違ってくる。

国民年金と厚生年金を2つ合わせて「老齢年金」と呼ぶこともあります。

ここからは、国民年金と厚生年金の仕組みを、もう少し詳しく見ていきます。

国民年金の基礎知識

国民年金は「基礎年金」とも呼ばれる、もっとも基本的な年金です。

どんな制度?

日本に住む20〜60歳の全員が加入する保険制度。
老後・ケガや病気・死亡の3大リスクに備えています。
受給額は加入年数や支払い額によって異なります。

保険料(月額)

令和6年度の保険料は 月額16,980円 です。

支払わない(未納する)とどうなる?

未納のままにしていても、犯罪になるような罰則はありません。
だけど、未納を続けると督促状や催告書が届きます。
それでも未納を続けていると以下の影響があることも。

・将来の年金額が減る(これは可能性でなく、確実)
・一定の所得がある場合、強制徴収(差押え)になる可能性がある
・後からまとめて払う場合、追加金額が必要になることもある

意図的に未払いにしていなくても、「支払い方がわからない」「払ってると思ってた」などの勘違いで未納のまま年齢を重ね、受給する時になって初めて困った目に遭う人は意外と多いです。
そうならないためにも、ねんきんネットや年金定期便で、年に1度は自分の支払い状況を確認しておくと安心ですよ。

支払いが苦しい場合は、減額や免除になる制度があるので、放置せず申請しに行きましょう!

平均受給額(令和6年度)

令和5年度の平均受給額は月額約5万7000円 です。

※男女合算の平均。加入期間によって金額は異なります。

厚生年金の基礎知識

厚生年金は、会社員や公務員など、「雇われて働く人」が加入する年金です。
国民年金に上乗せされる年金という位置づけで、国民年金と合わせてしばし二階建てに例えられます。

人によって老齢年金の受給額が違う一番の理由は、厚生年金があるかないかの要素が大きいです。

誰が対象?

会社員や公務員といった、会社や組織に「雇用されている」人。
アルバイトやパートでも条件を満たしていれば加入できます。

平均受給額

令和6年度の老齢年金の平均受給額は 月額約14万6000円 です。
国民年金の平均額が5万6000円だったので、厚生年金の平均額は約9万円と推測されます。

・厚生年金の額が国民年金より高いのは、収入に比例して保険料と将来の給付額が変わる「比例報酬制度」を採用しているためです。
・給与額や加入期間によって増減する仕組みなので、収入が多く加入期間が長い人ほどが受け取れる額も多くなります

自営業やフリーランスも加入できる?

自営業やフリーランス、無職といった、「雇用されていない人」は厚生年金に加入できません。
会社員から自営業やフリーランス、無職になった場合、退職と同時に厚生年金から外れ、その日を境に国民年金に切り替わります。

そして、再度「雇用される人」になると、再び国民年金→厚生年金に切り替わります。

自分が将来受け取れる金額は?

ねんきんネットや、マイナポータルから将来の年金額を簡単にシミュレーションできます。

「年金シュミレーター」で検索すると、他にも将来的に受け取れる金額を計算してくれるサイトがたくさん出てきます。

年金の受け取り方

老齢年金を受け取れるのは、原則65歳からです。
60歳〜75歳の範囲で繰下げ・繰上げすることも可能です。

受け取り方

年金の受給開始には 申請(手続き)が必要 です。
手続きをしないと、たとえ受給資格があっても一生受け取れません。

会社員で退職する場合
・退職後、住んでいる市区町村の年金窓口で申請。
・必要書類:年金手帳、本人確認書類、基礎年金番号通知書など。

【フリーランス・自営業の場合
・65歳の誕生日の前月に、日本年金機構から申請書類が届くので、記入して返送すればOK。

受け取り方法

年金は2ヶ月に1回、偶数月に銀行口座へ振り込まれます。

例:2月 → 12・1月分
  4月 → 2・3月分

振込先は
・銀行
・ゆうちょ銀行
・信用金庫

など、ほとんどの金融機関から選べます。

よくある年金のQ&A

Q:未納と免除の違いは?

A:ざっくり言うと「払っていない」という点は同じ。でも、扱いがまったく違います。

【未納】
・支払期限が過ぎても払っていない状態
・将来の年金額が減る
・督促状や差し押さえの可能性もある
・最悪の場合、受給資格が足りず「年金がもらえない」こともある

【免除】
・経済的に厳しいなど、理由が認められると「払わなくてもOK」にしてくれる制度
・免除期間の一定割合分、将来の年金額が減る
・差し押さえなどのリスクはなし
・後から追納(あと払い)できる

同じ「払ってない」でも、未来の影響が全然ちがいます。
困ってるなら必ず「免除申請」を。

免除すると、将来もらえる額はゼロなのか?

A:ゼロにはならないけれど、免除額に応じて受け取れる変わってきます。

免除の種類受け取れる割合
全額免除受け取り額が1/2になる
3/4免除受け取り額が5/8になる
半額免除受け取り額が3/4になる
1/4免除受け取り額が7/8になる

自営業(フリーランス)の受給額が低い理由は?

A:加入できるのが国民年金だけだから。

会社員や公務員といった「会社や組織に雇用されている人」が国民年金+厚生年金に加入・支給されるのに対して、自営業者は国民年金のみ加入・支給なので、一般的に受給額が低めです。

※自営業でも法人化して、給与を受け取る形をとれば厚生年金に加入できます。

年金制度は将来破綻する?

A:年金制度が完全に消える可能性は、ほぼゼロです。

なぜなら、年金は「積立方式」ではなく「現役世代の保険料で支える仕組み」だから。

現役世代がいる限り、物理的に財源がなくなることはありません。
そして、高齢化が進むほど「制度の必要性」も高くなるので制度自体をなくす選択もありません。

だけど、

・受給額が減る
・開始年齢が引き上がる
・仕組みがルールが変わる

といった 制度の調整は大いにありえます
これを破綻と呼ぶとするかは、人によるでしょう。

国民年金だけで生活できるの?現実的な話

私は現在、月収5〜6万円で悠々自適な生活をしています。
これは国民年金とほぼ同額。
なので、一見すると年金だけでも生活できるように思いますが…

・パートナーが生活費の大半を負担をしてくれる
・貯金を切り崩して、税金や医療費、レジャー費などに当てている

この2つがあって、成り立っているのが現実。
5〜6万円の月収だけでは家賃すら払いきれません。

老後に1人分の国民年金だけで生活するのは不可能に近いと断言できます。

▶︎月収5〜6万円の生活が「年金生活」の擬似体験だと気付いたときの衝撃はこちらに

年金に頼らず生活するために、早めの資産形成を!

年金の受給金額の少なさは度々メディアに取り上げられ、世論を巻き起こしています。

年金、ましてや国民年金だけで生活費をまかなうのは、かなり厳しいのが現状。
厚生年金があっても、ゆとりのある暮らしを送るために「もう一声ほしい」という人は多いはず。

こうした背景から、個人で資産形成がしやすいようにとNISAやiDeCoといった制度が登場しました。

今は、老後の生活基盤を年金に頼らず、自分で作る時代です。
これらの制度を利用して、少しでも早く資産形成を始めることが、老後の安心につながります。

私はNISAとiDeCoは、国からの「年金そんなに払えないから、老後の資金は今から各自で用意しておいてね」というメッセージだと捉えました。

NISAもiDeCoも賛否両論あります。
私はどちらも行っているけど、始めるかどうかは各自で調べてから決めるようにしてくださいね。
自分の資産管理に関して他責思考はダメ、絶対!ですよ。

まとめ:年金を正しく知って、将来に備える

年金は「よくわからないけど、払ってるから老後にもらえる」というイメージが先行しがちです。

それは間違いじゃないけど、正解でもありません。

・年金は“老後だけ”の仕組みではなく生活を守る保険
・国民年金の平均は約5.6万円
・厚生年金があるかないかで老後の生活は大きく変わる
・将来の受給額は「ねんきんネット」で確認できる
・年金だけに頼るのは現実的ではない
・NISAやiDeCoで備えるのが今のスタンダード

これらの基本的な知識を身につけた上で、未来の自分のために、今から備えていきましょう。