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【開業1年目のリアル】収入5,000円、赤字40万円の1年を振り返る

仕事の種
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2026年3月で、開業届を出して丸1年が経ちました。

この1年の事業の数字をまとめると、こんな感じです。

・事業収入:5,000円
・事業赤字:約40万円

数字だけ見ると、お世辞にも成功したとは言えません。
だけど、私的にこの数字は想定の範囲内。
特にダメージはなく、むしろ成長した1年だと感じています。

今回は、そんな1年間の仕事内容や生活を振り返ってみました。

ちなみに、事業収入とは別で、給与収入が15万ほどあります。
支出の多さに少し焦り、後半からアルバイトを始めました。

はじめに:起業当初の想いと現在

「SNS運用のアフェリエイト収入で最低限の生活費を稼ぎながら、漫画を描きたい」

これは、私が会社を辞めるときに掲げた目標です。

漫画ですぐ食べていくのは難しい。
だからまずは、ブログで収益を作れるようになろう。

そう考えてブログを始めてみたけれど、次第に「アフェリエイト目的で運営するんじゃなくて、自分の気持ちを綴ることに重きを置きたい」と考えるようになりました。

今は、ブログを自分の理想とする運用に向けて仕切り直しているところです。

開業1年目:リアルな仕事内容と収入

この1年間は、下記の仕事をしていました。

・ブログと漫画の執筆(個人事業)
・Webサイト制作(個人事業)
・SNS運用代行(雇用)
・某ジャンルの仕事(雇用)

ブログと漫画の執筆→収入0円

個人事業として取り組んだのが、ブログと漫画の執筆です。
ブログはアフェリエイトを意識してスタートしたけれど、すぐに「まずは売上げより記事数」と考え方を変えて、100記事書くことを目標に執筆していました。
結果は80記事ほどで未達成。もちろん収入も0円。

だけど執筆を続ける中で、自分が本当にブログでやりたいことは、お金を稼ぐことではなく自分の気持ちを正直に綴り、人に届けることだという気持ちに気がつきました。
稼げるブログにはならないかもしれない。
それでも、ブログをライフワークにしたい。
そんなふうに、自分にとってのブログの在り方を決められたのは、収入よりも大きな成果だと考えています。

一方漫画の方は、ブログと違って形に残せずじまいの1年でした。
構想やネーム作業は順調だったけど、「完成原稿にする」ということができず、Webで発表もできなかった。
20Pくらいの漫画を描いて形にできなかったので、今年は描きかけの漫画は一旦熟成させておき、新たに1〜4Pくらいのショート漫画を描き切ることから挑戦し直したいと考えています。

Webサイト制作→収入5,000円

知人の依頼で飲食店のWebサイトを作りました。
タイトルにもなっている収入5,000円の内訳はすべてここで、サイトを作るのに使ったレンタルサーバーの紹介報酬です。

私は職業訓練校でWebサイト作りを学んだので、それが人の役に立ったのはとても嬉しかったです。

「フリーランスとしてWebサイトを作る仕事をするとどうなるのか」ということを身をもって知れたという点でも、いい経験でした。

その上で、「やっぱりWebサイト作りは仕事にしない」と、あらためて心に決めました(笑)。

SNS運用代行(雇用)→月収約50,000円

退職から1年の期限が迫った時に、貯金残高が減ることに焦って「バイトを探そうかな」と考え、その流れで運よく見つけたお仕事です。

最初は楽しく、やりがいも感じていたものの、段々と雇用主とのSNSにおける考え方の違いが顕になり、思い通りにいかず歯痒い思いをしています。

「好きなジャンルの仕事でも、雇用主やクライアントの意向を反映させて働くのはしんどい」「好きなことをして働くというのは100%自分に決定権がないと難しい」ということが再確認できました。
この件については後日、別記事で詳しく書きたいなと思っています。

某業界の仕事(雇用)→月収約50,000円

SNS運用代行に加えて、最近もうひとつアルバイトを始めました。
ずっと興味のあった業界ですが、拘束時間が長すぎるので働くことを諦めていたお仕事です。
縁あって働いてる方とお話しする機会があり、口利きをしてもらえ、週1のアルバイトで働かせてもらえることになりました。

個人事業主となり
・自分の時間を100%自分で管理できること
・給与収入が少なくても気にならなくなったこと

この2つの変化がなければ絶対に踏み出さなかった一歩なので、アルバイト雇用だけど、間違いなく個人事業主になってよかったと思えることの一つです。

職種についてはいずれ公開するつもりではあるものの、マイナー職ゆえ身バレの観点からも今はまだ伏せていたいと思っています。

1年を通して感じた、働き方の変化

会社員時代と比べると、労働時間は大幅に減りました。

まず、開業当初は週に3〜5日、9時〜17時で働いていました。
会社員時代は週5〜7日、7時〜早くて18時、遅い時は23時まで働いていたので、その違いは一目瞭然です。

さらに今は週2日働きに出て、残りは自宅で1日3時間〜6時間程度の作業となっています。

とんでもなくゆるい働き方だなという自覚はあるものの、これがこの1年で身についた「自分の労働ペース」。

時間を増やして労働ペースを崩すよりも、このペースで成果物を増やしていくために、試行錯誤していこうと思っています。

自宅作業は1日12時間近くすることもありますが、それも自分のペースのうちなので、まったく苦にはなりません。
むしろ、自分が必要だと思う作業に1日中没頭できて幸せだなと思っています。

ストレスが減り、達成感が増えた

もうひとつ大きく変わったのが、ストレス値と達成感。

会社員時代は、仕事内容だけでなく、進め方や優先順位も組織の都合に左右されていました。
思い通りに進められない仕事や、社内の人間関係でストレス値は常にMAX。
次から次へとやってくる締め切りを守るのに精一杯で、ひとつの仕事を終えても達成感を感じてる間もありませんでした。

でも今は、仕事内容も進め方も、すべてが自分次第。
家で一人で作業するから、対人関係のストレスもありません。
誰の目も評価も気にせず、自分の目標に向かって思うままに取り組める。
収入に繋がらなくても、全ての作業に達成感があります。

自分の思うように働くことは、想像以上に楽しく、充実した日々だと身をもって知ることができました。

これは、選んだ仕事が「自宅でできる執筆業だから」というのもあります。
もし営業スペースを借りたり人を雇ったりして、毎月売上げを作らないと立ち行かなく仕事を選んでいたら、きっと「売上げを作らなければ」という相当なストレスを抱えていたと思います。

この1年で学び得たこと

先にも述べましたが、開業届を出してすぐの頃は、「アフェリエイトでお金を稼ぐ」ということを意識したコンテンツづくりを行っていました。

だけど執筆を続けるうちに、自分がブログでやりたいことはそうじゃないと気づいた。
また、ブログアフェリエイトとおなじようにSNS全般でアフェリをやるつもりでいたけれど、それらも自分が本当にやりたいことではないと気づくことができました。

お金を稼ぐためにブログやSNS投稿をするのではなく、自分が発信することが結果的にお金につながるように、ブログやSNSを運営したい。

「稼ぐ」ありきで発信するのではなく、発信に稼ぐが付随する。

そういうスタンスで続けたいんだという気持ちに気づき、あれもこれもと散漫になっていた思考から「今はこれをやるべき」と集中する事柄を絞れたことが、この1年の最大の成果かつ大きな成長だと思っています。

1年を振り返っての反省点

前半の半年間はブログと漫画、「自分が発信すること」に集中して取り組めたと思っています。

だけど後半、外に働きに出たことで、そちらに力を注ぐようになって自分の仕事を疎かにしていました。

「自分の仕事時間を確保しつつ、働きに出る」

そう考えていたのに、雇用されるとすぐ「会社の役に立たなければ」と思い、勤務時間内に満足いかなかった分は家に持ち帰って作業する…
身に染み付いた社畜魂から、そんな時間外無給労働をしまくったことを反省しています。

年末年始休暇を機に家に仕事を持ち帰ることはやめ、「雇用の仕事は雇用先で。家では自分の仕事だけ。」というスタンスを取り戻せた…というか、ようやく思考をそう切り替えられました。
今はしっかり割り切って働いています。

意外だったこと①:収入0でも、お金を使うペースは変わらない

収入が0になった最初の月こそ「もう無駄遣いしてはダメだ」と思っていたけれど、すぐに

・お金を使わず生活するのは無理
・だから、働いてなくても、お金を使うのは当たり前

という思考になり、普通に生活費を使い、働いていた頃と同じように飲み会や旅行にも行ってます。

「このままいくと、貯金が底を尽きるのは●ヶ月後」という計算をして不安になることもあったけれど、同時に「取り返しがつかなくなる前に働き出せばいいだけ」とも考えていたから、何も変わらなかったのかもしれません。

体験にお金を使う価値を知った

1年間の生活費の支出は約160万円です。
その中で大きな割合を占めている支出は

・生活支出:59万円
・税金関連:35万円
・趣味娯楽:22万円

ここで注目すべきは趣味娯楽費。
この中には旅費も含まれているんですが、2025年は3回、そしてここには含んでませんが、年始にも1回旅行しています。

この4回の中で、特に鳥取砂丘でのパラグライダー体験と、西表島でチャーター船を使った釣り体験にものすごく心を動かされ、

「数万円でこんなに素晴らしい体験ができるなら、安いもんだ!」

と、体験への対価の価値観が大きく変化しました。

お金を稼ぐための理由が変わった

さらに、この体験からお金を稼ぐモチベーションも変わってきました。

それまでは、会社員時代も含めて「安定した生活を確保するため」という、どちらかといえば保守的な考えでお金を稼いでいたけれど、今は「人生で体験できることを増やすため」お金を稼ごうと思うようになりました。

もっと楽しいことがしたい。好きなことをしたい。
そのためにも、好きなことでお金を稼ぎたい。

お金を稼ぐ理由も消費する理由も「好き・楽しい」が基準になっているので、「好きなことをして生きていく」という目標に向けて、あらゆる面で思考が変化していってるんだなぁと感じた出来事でした。

意外だったこと②:現金資産は減ったけど、総資産は増えた

この1年で貯金は160万ほど減りましたが、総資産額は増えました。
というのも金融資産をいくつか持っていて、それが想定よりちょっぴり多めに膨らんだからです。

仕事をやめたことで、総資産を意識するようになった

これまで自分の総資産額について深く考えたことはありませんでした。
安定した収入があって、それで生活を回せていたので、現金以外の資産に興味がなかったんです。

だけど仕事を辞めたのを機に「1年間でどれくらい資産が減るのかをきちんと知りたい」と思うようになり、資産記録をつけたことで、このような結果を知ることができました。

手元の現金が減り続けているにも関わらず、総資産は増えている…
実際に数字として目にしても、正直気持ちは追いついていません。

金融資産の価値は簡単に乱高下するので、この結果に甘んじず、むしろ総資産が増えた今のうちに、すぐに使える現金を増やしたいのが本音です。

金融資産が1億あるより、手元に現金1000万ある方がずっと安心できます。

まとめ:開業2年目の目標

この1年は、事業収入だけ見れば、成功とは言えない1年でした。
それでも私にとっては「開業してよかった」と思える、実りある1年でした。

なぜなら、自分が個人事業主として目指す場所が、1年前より明確になっているからです。

「ブログと漫画の執筆で生きていきたい」という気持ちは1mmも変わってません。
でも、漠然とした思いから、

・具体的に、どんなことを執筆したいのか
・収益化は現実的に可能なのか
・1日の労働量はどれくらいにしたいのか
・中間地点や着地点までのスケジュールをどうするのか
・今自分がやるべきことはなんなのか

こういったプランニングに対して、具体的な答えと数字の落とし込みができるようになりました。

ということで、開業2年目の具体的な目標はこちらです。

・ブログの総記事数を130にする
・漫画を4本描いて発表する