確定申告の季節ですね。
確定申告って、ぶっちゃけよくわからないし、人に聞いたら『そんなことも知らないの?』って思われそうで、なんだか恥ずかしい……
どうしよう??
そんな私が、今年はじめて、ひとりで確定申告を行いました。
・確定申告ってどうやればいいの?
・失敗したらどうしよう……
初めて確定申告をする皆さま、こんな不安を抱えてませんか?
私もまったく同じ気持ちでした。
だけど、実際にやってみたら……意外となんとかなった!!
この記事では、確定申告ビギナーの私が経験した当日のリアルな流れと、気をつけるポイントをまとめています。
初めて確定申告に挑戦するあなたの参考になれば嬉しいです。
はじめに:確定申告とは?
確定申告とは、1年間(1月1日〜12月31日)の所得(=収入から経費などを引いた金額)を申告して、必要に応じて税金を納めたり、払い過ぎた税金を返してもらう手続きのことです。
会社員の方は通常、勤務先が年末調整という名でこれらの手続きを行なってくれるので、個人で申告する必要はありませんが、下記の場合は自分で手続きする必要があります。
・会社を退職し、年末調整を受けていない人
・副業で20万円以上の所得がある人
・フリーランスや個人事業主の人
・医療費控除や住宅ローン控除を受けたい人
私は「会社を退職し年末調整を受けてない人」に該当するので、今回初めて確定申告する運びとなりました。
確定申告の方法は4種類
確定申告の方法は大きく分けて4種類です。
1.税務署に行く
最寄りの税務署に行き、確定申告書を提出する方法です。
税務署の職員に相談し、確認しながら書類を作成して提出できるので、初心者には安心な方法。
ただし、期限間近などは激混みするのでかなり時間を持っていく必要があります。
2.確定申告会場に行く
確定申告の時期になると、市役所や公共施設で確定申告会場・相談会場が設けられます。
こちらも税務署と同じく、係員に教えてもらい確認しながら書類作成・提出ができるので初心者に安心できる方法ですが、税務署と同じくある程度時間がかかります。
3.書類を郵送で提出する
税務署などに行く時間が取れない場合は、自分で書類を作成して郵送で申請することも可能です。手慣れてる人はこれで十分。
4.ネットで手続きする
マイナンバーカードと、カードを読み込めるスマホがあれば自宅からネットで手続きができます。
税務署に行く必要も書類を用意する必要もなく、一番手軽。
税務署もこの方法を推奨しています。
【ネット申請】軽視してたら即詰み
私は申告会場に行くのも並ぶのもイヤだったので、ネット手続きを選択。
「確定申告 ネット」で検索して、それっぽいサイトを開いてみたら…
謎の言葉がずらり。
「確定申告 ネット」で検索して開いたページがこちら↓

この画面見た瞬間、脳が「理解したくない」と拒否反応を起こしたので、翌日相談会場に行くことを決めました(笑)
【会場申請】頼れるサポーターのおかげで無事申請完了
ということで、相談会場の様子。
持っていくもの
まず、申請に必要なのは以下のもの。
・マイナンバーカードと電子利用時の暗証番号
・申請に必要な書類
会場ではマイナンバーとスマホ、もしくは会場にあるパソコンを使ってオンラインで申請を行います。なのでマイナンバーカードと利用時の暗証番号は忘れずに持っていってください。
ちなみに暗証番号は会場で再設定できるので、もし忘れても問題ありません。
申請に必要な書類は11月頃から2月にかけて「確定申告に必要な書類です」と記された封書で送られてくるので、それらを残さず持っていくようにしましょう。
忘れたらたぶん出直すことになります…。
私の場合
私の場合は下記が必要でした。
・源泉徴収票
・退職金の明細
・退職後の国民年金の支払い明細
・退職後の国民健康保険の支払い明細
・ふるさと納税の明細
・Idecoの掛け金明細
・生命保険と介護保険の明細
受付の流れ
会場で入場受付を済ませます。
私は当日飛び込みで行きましたが、LINEで事前予約が可能。
予約しても待ち時間は発生するけど、受付自体は予約する方がスムーズです。
必要書類の確認
会場内に入ると申告内容別に書類を渡され、それぞれのブースへ案内されます。
・個人事業主
・相続や贈与をした人
・不動産の売買をした人
・住宅ローン控除申請のある人
・それ以外の人
こんな感じで、一口に確定申告と言っても、その内容はさまざまなんだなとあらためて知ることになりました。
わからなかったら聞く
私は上記の「それ以外の人」だったんですけど、不安だったので係の人に「会社退職して年末調整できてないので来ました。確定申告初めてです。何にもわかりません」と伝えました。
そしたら「じゃあまずは源泉徴収ありますか?」「退職後に国民保険払ってますか?」「ふるさと納税はしましたか?」と、必要そうなことを丁寧に全部聞いて書類確認をしてくださいました。
こういう会場行ったら中途半端な知識はないものとして一から十まで教えてもらうのが勝ちだと思います。
必要書類の入力(e-TAXの登録と入力)
書類の確認が済んだらまた別の部屋に案内されて、そこでマイナンバーとスマホを利用してe-Taxというオンラインシステムを使って申請書類を作ります。
e-Taxの登録方法から必要な入力項目まで、全部係員の方に教えてもらえるので、「どこを埋めればいいのかわからない…」という人でも安心して作成することができます。全ての記入が済んだら、その場で書類をオンライン送信して、確定申告は終了です。
係員1人で3〜6人くらいまとめて見てるので、聞きたいときにすぐに聞けず順番待ちをすることもあります。
スマホがない場合は…
スマホがない場合は会場に用意してあるPCで書類作成・申請となります。
PC台数の関係で、PC作成列はスマホ作成列より待ち時間がかなり長いと案内時に言われました。スマホを持参して利用する方がスムーズです。
所要時間と混雑具合
私は11時過ぎに受付を済ませて、すべて終わったのが13時55分頃。
初めての確定申告だったのでe-Taxシステムの入力時に各入力項目をめちゃめちゃ確認して、自動計算されてる数字も電卓で何度も叩いて確認して…とかなり時間を使いました。
ササっと入力を済ませれば2時間程度で済むと思います。
確定申告会場は期日が近づくとともに訪問者が増え、会所要時間も長くなります。なるべく早めに行くことをお勧めします。
まとめ:初めてでも人の手を借りたらなんとかなる!
そんなこんなで、不安だらけの確定申告も、会場で手取り足取りサポートしてもらえたおかげで、無事に申請することができました。
初めてで不安な方こそ、相談会場を活用して、人に聞きながら進めるのがおすすめです。
一度やって流れを理解してしまえば、次回からはe-Taxを使って自宅でスムーズに申請できるはず!
この記事が、あなたの初めて確定申告に挑戦する不安を、少しでも軽くできたら嬉しいです。
あなたの「はじめての確定申告」が、無事に済ませられますように。
おまけ:還付金額は…
ちなみに今回の申告で、2万円ちょっとの還付金として戻ってきました。
会社勤めのときは給与明細にちょこんと書かれていただけの金額。
自分で申告して戻ってきたと思うと愛おしく感じる……
しかしながら、私はこれから個人事業主。
来年からは、確定申告は「払う」行事になるのです。
面倒な手続きしてお金を支払うなんて、全然嬉しくなーい(笑)