3月末にパートナーと今年初の旅行へ。
一泊二日で伊勢・鳥羽を旅してきました。
これから、この地へ旅する方の参考になればうれしいです。
今回の旅は車移動が前提となっています。
伊勢・鳥羽に決めた理由
今回、旅先に伊勢・鳥羽を選んだ理由について。
私とパートナーの彼は2人とも蟹座なんですけど、昨年末に「2025年は蟹座にとって12年に一度の幸運期」という記事を見かけまして。
・それなら、最初の旅行はパワースポットや縁起のいい場所がいい
→蟹座のパワースポットは「水」に関係する場所
→パワースポット言えば出雲大社か伊勢神宮?
→伊勢は2人とも小学生の修学旅行で行ったことがある
→2人とも夫婦岩で日の出をみた記憶がある
→「別々に行った思い出の場所に、今度は2人で行く」ってなんかエモい!
→伊勢行こ!
と、連想ゲームのように旅の目的地先を三重の伊勢神宮参拝に設定。
そして、三重に行くなら「日本で唯一ラッコを見れる水族館にも行っておきましょう」と、鳥羽水族館も目的地に追加。
こうして、伊勢神宮と鳥羽水族館を軸にした旅行計画を立てました。
一泊二日の行程表
伊勢神宮と鳥羽水族館を軸に巡ったルートはこちら。
休憩や移動を含めた、私たちのリアルなタイムスケジュールです。
平日に訪れたので、休日や祝日、繁忙期は大幅に変わるかもしれません。
1日目
5:45 – 6:30 夫婦岩で日の出を見る/二見神社参拝
6:10 – 7:15 コクリコルージュで朝ごはん購入
7:00 – 8:30 伊勢神宮・外宮参拝
7:45 – 8:45 伊勢神宮・内宮参拝
8:50 – 10:40 おかげ横丁&五十鈴川散策
11:30 – 13:00 海の博物館
13:30 – 14:00 鳥羽市内の食堂で昼食
14:30 鳥羽駅周辺散策
16:00 – 宿にチェックイン
2日目
9:00 – 13:00 鳥羽水族館
13:20 – 牡蠣小屋にて詰め放題の牡蠣購入
13:50 – 14:15 鳥羽展望台で軽食&休憩
14:30 – 15:00 神明神社参拝
15:00 - 帰路へ
1日目:夫婦岩〜伊勢観光〜海の博物館〜鳥羽駅周辺散策
私は大阪在住なので、伊勢までは車でおよそ2時間半。
伊勢神宮の正式な参拝ルートは夫婦岩のある二見神社からだそうです。
ということで、深夜発で夫婦岩で日の出を見ることにしました。
5:45 – 夫婦岩で日の出を見る
深夜3時頃前に出発して、名阪国道を使い、早朝5時過ぎに神社到着。
私たちがついた時点で、すでに駐車場には5〜6台車が停まっていて、車内で日の出待機してる様子でした。
この日の日の出時刻は5時50分ごろ。
5時半ごろから駐車場から人が移動し始め、気づけば神社や海岸沿いに日の出まちの人がたくさん集まっていました。全員が車で来てるわけではなく、周辺のホテルから歩いて来てる人も多そうな雰囲気でした。

二見神社の駐車場は無料。
5月〜7月ごろは、夫婦岩の間から太陽が出てくるみたいです。
6:10 – パン屋「コクリコルージュ」で朝ごはん
続いて、二見神社と伊勢神宮の中間地点にあるコクリコルージュに立ち寄り朝食用のパンを購入。
カラフルなクロワッサンがインスタで話題になっているお店です。


インスタではカラフルクロワッサンばかりが取り上げられていたけれど、実際に行ってみるとハード系の惣菜パンも数多くおいてあり……
ハードパン大好き人間なのでクロワッサンそっちのけで目を奪われてました(笑)
あれもこれも欲しいと悩んでいたらパートナーから「そんなに食べるの?」という一言が。
さらに、開店直後すぎて値札がついてないことにもビビってしまい、4つだけ購入。

なんの飾り気もないミニバケットがいちばん美味しかった!笑
価格設定は高めだけど、今時の人気のパン屋さんなら妥当かなとも思います。
店舗敷地内に駐車場と、購入したパンやコーヒーを飲めるテラス席あり。
お隣はコメダ珈琲があるので、早朝の時間調整にはピッタリの場所です。
7:00 – 伊勢神宮・外宮を早朝参拝
早朝の外宮は人が少なく、静かでおごそかな雰囲気。
「伊勢神宮=混雑」のイメージだったので、拍子抜けするほどゆっくり参拝できました。

帰りがけには駐車場の車も人も増えてきてました。
外宮の駐車料金は無料ですが、利用時間が2時間までです。
7:45 – 伊勢神宮・内宮参拝〜おかげ横丁散策
内宮も、到着時まだ駐車場はガラガラで停め放題。
もちろん神社内も人はほとんどおらず、外宮同様にゆっくりと参拝することができました。

9時前に参拝を終えてしまい、おかげ横丁へ。
ほとんどの店が10時からなので開店準備中でしたが、それゆえこちらも観光客がほぼおらず、街並みや店構えを写真に収めたりして、堪能することができました。

おかげ横丁の一番の目的は赤福の本店!
なんと、伊勢神宮の参拝時間に合わせて5時から開店しています!
そんな時間にお客さんが来るのか気になる……
赤福と本店限定のぜんざいで至福のひと時を味わいました。

その後はちらほらと開店しはじめたお店を見たり、事前にチェックしていたお店を巡ったり、お土産を買ったり……
「おかげ横丁は過去にも2〜3回来てるから正直新鮮味もないし、10代20代の頃みたいにはしゃぐ体力ないよー」
って思ってたけど、40代でも十分楽しめました。
もっと年上のご夫婦もいて、めちゃくちゃホッコリした気持ちにもなりました。
私も彼と、白髪のおじいちゃんおばあちゃんになっても旅行したーい!笑
赤福本店限定のぜんざいですが、2025年4月8日に大阪高島屋に<赤福 五十鈴茶屋>がOPENし、こちらでも食べることができるようになりました!
午後になると駐車場は満車!
私たちが駐車場を出たのは10時50分ごろ。
到着した時にはガラガラだった駐車場は、いつのまにか満車で入庫待ちの列が伸びはじめていました。
車で伊勢神宮参拝するなら、午前中の早い時間に行くのが吉です。
おかげ横丁に入る9時前ごろはまだ何事もなく入庫していたので、その辺までにつければ安全かな?と思います。
内宮の駐車料金は最初の1時間無料、2時間まで500円、以降は30分ごとに100円加算。
おかげ横丁は内宮の隣なので、車を停めたまま散策できます。
内宮の駐車券を持っていると、伊勢志摩スカイラインの通行料金が2割引になります。
11:30 – 海の博物館で貴重な体験!!
本来なら1日目は伊勢神宮観光だけの予定でしたが、思ったよりサクサク回れてしまったので急遽、『2日目時間があれば行こう』と話していた海の博物館へ行くことに。

ここがめちゃくちゃよかった!
古い木造船がたくさんおいてあるということで訪れたのですが、行ってみると展過去実際に使用していたという潜水艇が展示されており、中に乗り込むことができるという、驚きの体験スペースが!!
彼とテンション爆上がりして、乗り込む様子を写真に撮りまくりました(笑)。
潜水艇に乗り込む機会なんか滅多にないので、鳥羽旅行するなら絶対行ったほうがいいと思います。
そのほかの展示も、楽しく見れるようクイズやパズルが置いてあったり、丁寧で楽しく、温かみのある場所でした。
海人さんの歴史や生活も学べるので、この後にミキモト真珠館で海人さんの実演を見て、ここで学んだ知識を確認するのも楽しいと思います。
入館料は一般800円、学生400円。駐車料金は無料です。
今回は行かなかったけどオススメの「ミキモト真珠博物館」
現在も海女さんによる漁は行われていますが、実際にその姿を見ることができる機会は本当に限られています。
というのも、海女さんは漁船に乗って漁場まで出ていき、潜るのはその日の潮や天気によっても変わるので、現地の漁港に住んでいて、タイミングを知らないとまず遭遇できません。
鳥羽にあるミキモト真珠博物館では、観光客向けに本物の海女さんによる実演が行われています。
私も過去に見学したことがありますが、伝統的な衣装を身に付け、素潜りで海の底まで潜り、大きな貝を両手に戻ってくる姿は、ただただ尊敬します。
高齢化や後継者不足により、海女さんの数は年々減少しているとも聞きます。
だからこそ、日本の伝統的な漁の姿を実際に見ることができる貴重な機会として、強くおすすめしたいスポットです。
13:30 – 釣りや海女さんの話をしながら楽しく昼食
知人のおすすめの食堂で少し遅めのお昼ごはん。
地元の漁港で上がった魚を使ったボリューミーな定食でちょっと有名だそうです。
お昼時を過ぎていたからか店内のお客様は1組だけでした。
フライ定食を頼んだのに、お刺身がついてきてびっくり!
お刺身定食じゃないのに刺身食べさせてくれるなんてすごい!!
フライの魚が何かわからなかったので、魚種を聞いたところから大将と話が弾み、楽しく美味しい時間を過ごさせていただきました。
タイムリーに海女さんの話に!
海女さんに頼んで牡蠣を仕入れるんだという話から、
「海女さんは漁のルールがあって、漁に出る日数も時間も短いけど、獲るのが高級食材やから、ベテランは1日で10万円以上稼ぐ」
「今の若い子、給料少ないとか言うけど、1日3時間くらい働いて10万円もらえて、1年の半分は休みやったら、めっちゃ美味しい仕事ちゃう?(笑)」
と、冗談まじりに語ってくれました。
もちろん、実際はそんなに簡単な仕事じゃないし、命がけで海に潜る大変な職業。
(高齢の海女さんがサメに襲われて亡くなったニュースもありました)
でも、こうやって地元の方の口から海女さんの話を聞くのも貴重な体験。
そして、地元の方が親しみを持って語る海女さんの世界を、少しでも知ってもらえる機会として、やっぱりミキモト真珠博物館の実演はぜひ見てほしいと思います。
14:30 – 鳥羽駅周辺をのんびり散策
お昼を食べたところでお宿へ向かいましたが、チェックインの受付は15時から。
まだ時間が早いため、車だけ置いて鳥羽駅周辺の散策をすることに。
鳥羽駅からは、鳥羽マルシェ・鳥羽水族館・ミキモト真珠島(真珠博物館)・鳥羽湾クルーズへ徒歩で行けるので、鳥羽駅周辺だけで1日中遊ぶこともできますよ!
また、それぞれの施設に入らなくても、十分観光気分を味わえます。

まさかのチョイス
一通り散策を終えたところで時刻は15時30分。
夕食は鳥羽駅周辺の居酒屋で食べるつもりだったのですが、宿に戻って、居酒屋が開く頃にもう一度出てくるのは面倒じゃない?という話になり、駅前にあったかっぱ寿司で夕飯を済ませることに。
お互い、「これもまた楽しい」と言える相手でよかったねって笑いながら食べました。
16:00 – チェックイン
お宿にチェックイン後は部屋で海を眺めながら、コンビニで買ったお酒とおつまみ片手にまったり飲む、飲む、飲む。夕食なしのプランにしてたので時間を気にせず飲みまくる(笑)
朝が早かったこともあり、パートナーは9時には就寝。
私は旅行記をまとめたりして、23時頃就寝しました。
宿泊先は、部屋から釣りができる「海楽園」
今回の旅で泊まったのは、お部屋から釣りができることで有名な海楽園。
釣りができるのは1階の部屋だけですが、他の部屋でも宿泊者専用桟橋で釣りができるし、その様子を見ることができます。
部屋や館内設備に古さを感じるところはあるものの、「絶対にキレイな部屋じゃなきゃ嫌だ!!」と、こだわりがあるのでなければ許容範囲。ただ、大浴場がとても狭く、3〜4人でいっぱいになってしまう広さでした。
露天風呂を貸切利用できるみたいなのですが、「体を洗ったりするのは大浴場で…」という案内もあるので、早めにチェックインして15時〜17時までに入浴を済ませておくがベストだと思います。
私は16時半ごろに入浴し、はじめは一人で快適でしたが、17時ごろに家族連れが来てからはもう、狭くて居心地が悪くて退散しました。
夕食はプランに入れなかったのでわからないけど、配膳式の朝食は量も味も満足でした。
2日目:鳥羽水族館〜牡蠣小屋〜鳥羽展望台〜神明神社
2日目は鳥羽水族館からスタート。
旅館での朝食を7時半にお願いしていたので、8時にはやることがなくなり、少し早いけど8時半にはチェックアウトして鳥羽水族館に向かいました。が。
なんと、鳥羽水族館の駐車場に行くと、まだ開いてない……
慌てて調べると営業時間が9時半からになっている。
水族館が9時半OPENなのに、駐車場も9時半からだなんて、そんなことある???
どうしようかと困っていたら、隣にあるフェリー乗り場の駐車場が利用できることが判明。
そっちに入ろうかと話していたら、9時過ぎ頃に鳥羽水族館の駐車場が開いたので、車を停めることができました。
繁忙期は9時から開くようなので、それ以外の期間も様子を見て早めに開けてくれる雰囲気でしたが、車で行かれる方は少し気をつけたほうがよさそうです。
車を停めて9時15分ごろに入り口に到着すると、30人くらいの待機列ができてました。
9:25 – 鳥羽水族館で野生のスナメリ目撃
この日は公式の9時半より少し早い、9時25分にOPEN。
ラッコが見たい人は、開園した順に係員の誘導に沿ってラッコブースまで案内され、順次鑑賞するという流れでした。
で、たぶんみんなラッコのお食事が見たいと思うんですけど、
・朝一番のフードタイムは9時40分
・開園から一番手のラッコ観賞まで5分くらい
・10人ごとに30秒鑑賞できるシステム
以上を踏まえると、開園前の待機列150人前後の位置にいれば、ラッコの食事が見れるんじゃないかなぁと思います。私たちはその日の3組目くらいで、9時35分くらいにラッコ鑑賞を終えてしまいました……
館内には13時ごろまで滞在し、何度か待機列前を通ったけれど、びっくりするくらい空いてる時もあれば、かなり伸びてるときもありました。待機列の予測は朝一以外はしにくいと思います。
肝心のラッコは、可愛かったけどノルマ達成感のほうが強かった(笑)。
となりにあるバンドウイルカの水槽前がガラガラで、「このイルカも他所の水族館なら人気者なのになぁ」と切ない気持ちになりました…
一通り見終わる頃には…
ラッコ鑑賞後は、セイウチの大きさにビビったり、カワウソや海獣を愛でたり、珍しいサメの卵を見たり、ドクターフィッシュに手入れをしてもらったり、伊勢湾で獲れる美味しそうな魚を干渉したりと、隅々まで楽しんで……

一通り見終わった頃には、このビーバーのようにノビてました(笑)。
思わずスタッフに確認した「野生のスナメリ」目撃事件
メインストリートから鳥羽湾を眺めつつ、「そろそろ行こうか」と話してて、彼が海で何か大きな生き物が泳いでるのを発見。魚にしては大きすぎるけど、背びれがないからイルカとは考えられない…
で、伊勢湾にはスナメリがいることを思い出し。
二人で「野生のスナメリ?!こんなとこまで入ってくるの??」と、夢中に。
半信半疑で様子を見ていたら、館内スタッフの方がその様子をスマホで撮影し出したので、タイミングを見て質問してみたところ、2月〜4月は野生のスナメリが見られるそうです。
「いいもの見たね!」とめっちゃ興奮しました!
13:00 – 牡蠣小屋で土産用の牡蠣をゲット
その後は水族館を後にし、自宅土産用の牡蠣を購入するためにパールロードにある牡蠣小屋へ。
最初は「初日か二日目のお昼ごはんは牡蠣小屋で」と考えていたのですが、
・私は牡蠣嫌い
・車移動でお酒が飲めない
上記の理由から、お土産で購入して家で食べることを選びました。

店頭に牡蠣がいっぱい積んであって、「カラになったのを目印代わりに積んでるのかな?」と思ってたら、詰め放題の箱を渡された後ココに案内されて「カラじゃなかったんだ!」と驚きました。笑。
そして、牡蠣の目利きなんかしたことないから、前日にネットで調べとくべきだったなと反省しながら箱に隙間なく詰める……

帰宅後は、常温でも3日持つと教えてもらったので、乾燥しないように濡らした新聞紙を被せて保冷剤と一緒に釣り用のクーラーボックスに入れて保管。翌日と3日後に蒸して美味しくいただきました(彼が)。
鳥羽にはあちこちに牡蠣小屋があるけれど、車でないとかなり行きにくいです。
でも車だとお酒が飲めない…実に悩ましい問題でした。
13:30 – 鳥羽展望台でのんびり小休止
牡蠣小屋のあとはパールロードの途中にある鳥羽展望台でプチ休憩。
コンディションがいいと富士山が見えるそうです。
この日は天気は抜群によかったものの、花粉と黄砂でガスってたので、心の目で見ておきました。笑

14:30 – 神明神社参拝で締めくくる
プチ休憩後は旅の最終目的地、神明神社へ。
ここは、「女性の願い事なら一つだけ叶えてくれる」という言い伝えのある神社。
そんな場所、女性なら来るしかないですよね?!
前日の伊勢神宮はおごそかな雰囲気で参拝したけれど、打って変わってこちらへは煩悩全開で参拝しました。
なので、「出直してこい!」って叶えてもらえないかもしれません(笑)
参拝後は、少し早いけれど来た道を戻り、大阪へと帰路につきました。
無料駐車場がありますが、道が狭くわかりにくいです。初心者は苦労するかも。
まとめ:思い出に残る、伊勢・鳥羽旅
「別々に行った思い出の場所に、2人で行くの、なんかエモい!」
そんなノリで決まった伊勢・鳥羽旅行。
思い出の夫婦岩で朝日を見て、伊勢神宮を参拝し、鳥羽でグルメや散策を楽しみ、お土産もしっかり買い込む。
予定通りなところも、予定外のところも、旅の全てが「いい思い出」になりました。
旅行のポイントまとめ
・伊勢神宮は早朝から参拝すると人が少なくて快適!
・おかげ横丁も午前中の早い時間に行くと写真撮り放題
・あまりメジャーではないけど、海の博物館はおすすめ!
・ミキモト真珠博物館で、伝統の海女漁実演を見てほしい
まだ伊勢・鳥羽に行ったことがない方は、旅の候補にぜひ。
きっと、思い出に残る時間が過ごせると思います。