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ブログに「顔出し・実名」は必要?匿名との違い・メリットとリスクを整理!

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SNSやYouTubeでは、顔出しや実名で情報発信をしている人が多く存在します。

では、ブログはどうでしょうか?

ブログは、匿名で活動している人が大半。
顔出し・実名の活動者は一握りしか存在しません。

そこで今回は、「ブログ活動をするのに顔出し・実名は必要なのか」について、匿名と比べたメリット・デメリットをまとめてみました。

はじめに:ブログで「顔出し・実名」は必要?

結論から言って、必要ではありません。

総務省の調査によると、実名で活動しているブロガーは全体の2.5%。
米国でも、55%がブログネームを使っています。

ブログの主体は“文字”である

InstagramやYouTubeは、写真や動画で見せるコンテンツです。
世界観を統一させるためプロフィールアイコンに自分の写真を使ったり、動画を見やすくするために自身を映像内に登場させたり、自身をブランドの一部にするため積極的に顔出しを行ったりしています。

これに対して、ブログは文字を読ませるコンテンツ。
文字の世界に、顔出しは必要ありません。

ブログで重要なのは名前よりも“情報”

ブログでいちばん重要なのは、発信する内容や言葉が信頼できるものであるかどうか。

誰が書いたか以上に、「何を書いたか」が読者の信頼につながります。
検索して求める内容が書かれた記事ページに辿り着く読者が大半で、よっぽど興味を持ってもらえなければ、プロフィールなども読まれず、執筆者の名前なんて見向きもされないのが現実です。

顔出し・実名のメリットとデメリット3選

顔出しや実名でやれば、それに伴うメリット・デメリットも出てきます。
わかりやすいメリットとデメリットを3つご紹介します。

メリット1:信頼性がアップする

実名や顔出しで発信している人は、「責任ある発信をしている」と受け取られやすく、読者からの信頼を得やすくなります。

顔や名前を出す=嘘を書けない・逃げられない状況を自ら作っているようなものなので、その信頼度は匿名とは段違い。
読者や企業から「ちゃんとした人なんだな」と思ってもらえることは、活動にプラスに働きます。

メリット2:ファンがつきやすい

顔や名前がわかることで、「その人自身」に共感してくれる読者が増えます。

特に、自分の生き方・考え方・日常を発信していくタイプのブログでは、「この人だから読みたい」と思ってもらえるようになります。
ファンがつくと、SNSのフォロワーやリピーター読者も増えやすく、ブログ自体の成長スピードにも差が出ます。

メリット3:他のブロガーとの圧倒的な差別化になる

顔出し・実名でブログをしている人は少数派。
だからこそ、それだけで印象に残りやすく、他のブロガーとの差別化につながります。

また、アイコンによってSNSとブログの印象を統一しやすく、ブランドとして覚えてもらいやすくなる点もメリットの一つです。

デメリット1:身バレのリスクが大きい

実名や顔を出すということは、自分の素性が特定されやすくなるということ。
ちょっとした情報(住んでいる地域、学校、趣味など)から身元がバレる可能性もあります。

書く内容によっては、「身バレ=人間関係やキャリアに影響が出る」こともあるため、発信内容には細心の注意が必要です。

デメリット2:プライバシーの制限

顔や名前を出すことで、良くも悪くも「人に注目されてる」という意識が強くなります。

ブログが有名になってくると、実際にプライベートの行動や発言がオンラインで話題にされる可能性もあり、オフの時間も気が抜けない状態になりがちです。

デメリット3:実生活に被害が出る可能性がある

顔や名前が出ていることで、万が一ブログ内容が炎上した際、誹謗中傷や個人攻撃を受けやすくなります。

現代社会では、顔と名前が分かれば個人情報を特定するのは難しくありません。
その結果、家や家族、勤め先に迷惑をかける可能性もあります。

実名で発信するというのは、それだけリスクと覚悟が必要になる行為でもあります。

顔出しNG&匿名にするメリット・デメリット2選

それでは逆に、顔出しNG&匿名性のメリットとデメリットはなんでしょうか?
こちらは2つずつ挙げてみました。

メリット1:気軽に書ける

匿名で活動する最大のメリットはこれ。

対人では言えないけど、だけど誰かに聞いて欲しい。
そんな気持ちを、堂々と発言できます。

メリット2:プライバシーが守られる

顔出しを行ってなければ、たとえブログが有名になったとしても、「〇〇を書いてるブログの人だ」とバレることはありません。

街中や旅先で話しかけられたり、写真を求められたり、盗撮や実況ツイートといったプライバシーを侵害されるような行動に出られることは、まずないでしょう。

実名の場合は顔出しに比べて身バレのリスクは少ないですが、それでもブログ記事の内容と名前から特定される可能性がないとは言い切れません。

匿名性を高めることで、実生活に支障がでるリスクを最小限に留めることができます。

デメリット1:ファンの定着に時間がかかる

人が人を好きになったり応援したくなったりするのに、「一個人として認識する」過程は必須。
誰とも知らない人には好意や好感といった気持ちは持ちません。

もちろん、文章力だけで相手にそういった気持ちを持たせることも可能ですが、
「誰が発言してるかハッキリわかる」顔出しに比べると、ある程度の時間が必要になってきます。

デメリット2:PR案件を受られない

匿名のブログでも、アクセス数が多ければ企業からのPR依頼が届くことがあります。

問題は、ここから。

企業と正式にやり取りをする場合は、報酬の振込先や契約書の記入などで、名前・住所・連絡先・口座情報などの個人情報を開示する必要があります

つまり、読者には匿名を貫けたとしても、企業に対して“完全匿名”を通すのは無理。
案件を受けたいと考えているのなら、相手企業に対してだけは匿名が通用しないことは理解しておきましょう。

私の選択は、「半分本名・顔出しNG」

私はブログネームを実名のローマ字表記にしました。

理由は簡単で、ハンドルネームを考えるのが面倒だったから(笑)。
よくある名前なので、ローマ字にしてしまえば名前だけでの個人特定はまず不可能だし、まぁいいかと思ってこうしました。

将来的にブログ経由で知り合った人と実際に会うことになったとしても、本名なのでそのまま呼んでもらえますしね。

私はインターネット黎明期にオタク活動をしていました。オフ会に参加することも多く、リアルでHNで呼ばれることを恥ずかしく感じたことも、この形に落ち着いた理由の一つです。

顔出しはしていないけれど…

顔出しは今後もする予定はありませんが、「好きなことを楽しんでいる様子」を見せるため、後ろ姿はXで公開しています。
ブログから個人特定されることはないだろうけど、リアルの知り合いがXを見たら気づく可能性は大ですね。
それでも、そもそも知り合いが少ないし、赤の他人から個人特定にはつながらないだろうし、まぁいいかなと思っています。

まとめ:顔出し・実名は不要!でも、“自分をブランド化したい”なら出すのもアリ

顔出し・実名でブログを運営することには、

・信頼性が増す
・仕事につながる可能性がある
・ファンがつきやすい

といったメリットがあります。

でも、それが活きるのは、「自分をブランド化したい」と思ったとき。
芸能人やインフルエンサーといった「価値ある個人」になりたい。
そう考えているなら、顔出しや実名で運営することには大きな意味があります。

一方で、そういった気持ちがなければ、匿名でまったく問題なし。
最初は匿名で始めて、気持ちが変わったら徐々に公開の範囲を広げる…というやり方でも十分です。

ネットに流出させた情報は、どこで誰が目にするわかりません。
身バレするような情報を安易に出してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれたり、ブログ自体がつらくなってしまう可能性も十分に考えられます。

だからこそ、発信内容だけでなく、名前や見せ方についても、慎重に選ぶことが大切だと思います。