あなたの『好きなこと』って、すぐに答えられますか?
私は、できます!
私の好きなことは、「クライミング」。
クライミングはただ体を動かすだけじゃなく、壁に挑むワクワク感や達成感、仲間と共有する喜びが詰まった最高のスポーツ。
運動嫌いだった私も、クライミングを続けたことで、体も心も大きく変わりました。
この記事では、私がクライミングを始めたきっかけや、続けて良かったこと、そしてクライミングの魅力をたっぷりお話しします!
「クライミングに興味があるけど、勇気が出ない…」という人は、ぜひ最後まで読んで、クライミングの世界に一歩踏み出すきっかけにしてみてください。

クライミング人口がもっと増えたらいいなという願いも込めて書きます!!
はじめに:クライミングとは?
クライミングは、手足や道具を使って、自然の岩や崖・人口壁を登るスポーツ。
「筋肉ムキムキの人がやるやつでしょ?」って思う人もいるかもしれませんが、子供から大人まで、誰でも気軽に始められるスポーツです。
人気が高いのはボルダリング
クライミングにはいくつかの種類がありますが、特に人気なのが「ボルダリング」。
一般的にクライミングといえばボルダリングを指すことがほとんどです。
ボルダリングは比較的低い壁を登るスタイルで、ジムで手軽に体験できます。
必要なのは、クライミングシューズとチョークバッグだけ。
どこのジムでもレンタルシステムがあるから初心者は手ぶらでOK!
服装も、TシャツとGパンでOK!
身一つで始められるところが最大の魅力です。
日本でクライミングが注目を集め始めたのは、1991年に平山ユージ選手が国際大会で2位を獲得した頃から。
その後、国内でもクライミングジムが増え、愛好者が徐々に増加していきました。
そして、2020年の東京オリンピックで正式競技として採用されたことで、一気に知名度が上がりました。2024年のパリオリンピックでは、試合の様子が地上波で放送されたので、それを機に知った人も多いのではないでしょうか?
ボルダリング以外の種類は?
ボルダリング以外にも、いくつかのクライミングスタイルがあります。
たとえば、ロープなどの道具を使って10m〜30mくらいの人工壁・岩壁を登るリードクライミングや、数人でチームを組んで数百メートルの岩壁を登るマルチピッチクライミングなど。
これらも魅力的で楽しいのだけど、専用の道具が複数必要になる上、仲間も必要になってくるので、始めるハードルが一気に上がります!
私がクライミングを始めたきっかけ
私がクライミングに興味を持ったのは、俳優の向井理さんがバラエティ番組で「ボルダリングが趣味」と話しているのを見たこと。
「スポーツというより全身を使ったパズルに近い」というようなことを話していて、それなら運動嫌いの私もできそうだ!と興味を持ちました。
ジムに行く勇気がない
調べてみると、近所にクライミングジムがあることが判明。
すぐにでも体験しに行きたかったけれど、どんな服装で行けばいいのかわからない…
ネットで調べても「動きやすい服装」としか書かれてない。
「動きやすい服装ってジャージ?持ってないけど、買った方がいいの?ていうか、着替える場所とかあるの?」
インドア人間にとっては「ジムへ行く」だけでも疑問だらけでした。せめて一人じゃなければ…と、友達を誘ってみても、揃いも揃って運動嫌いのインドア派ばかりで断られまくり。
「やってみたい」という気持ちはあるものの、踏み出せずに数年が過ぎてしまいました。
この時、一人でも踏み出してたらなと、今でも後悔しています。
失恋を機に、一人でも飛び出した!
そんな時、結婚を前提にお付き合いしていた人に振られるという出来事が。
1〜2週間ほど泣きに泣いて、無気力な日々を過ごしていました。
そして、ふと我に返ったんです。
・私はいつまで泣いて過ごすんだろう
・あんな人のことを忘れるような毎日を過ごしたい
・なにか新しいこと始めてみよう
・あ、今がクライミングを始める時だ!!
「この機を逃してたまるものか!」と、その勢いでクライミングジムに行きました。
初めてのクライミングジムは、「思ってたのと違う!!」
とはいえ、「どんな服装で行けばわからない」という不安は残っていたので、まずは見学だけすることに。
ジムに入るのが一番の難関!
クライミングって、テレビなんかだと
「カラフルなホールドの中でおしゃれな人たちが和気藹々と楽しむ」
みたいなイメージですけど、実際は結構ギャップがあります。
まず、クライミングジムは、意外と入りにくい空気に包まれていることが多いです。
個人経営のジムは隠れ家のような雰囲気のところが多く、その外観もコンテナハウスや倉庫のような雰囲気。
勇気を出してドアを開け中に入ると、重くて静かな空間にゴリゴリのロックが流れてて、怖い雰囲気のスタッフがいて…
「きまずい。こわい。帰りたい。」
ってなります(…大阪のジムだけなのかな??)
私が初めて行ったジムも、
・「これ、本当にジム?」と思うような外観
・扉が重たい鉄製
・扉を開けただけでは中の様子がわからない
・BGMはゴリゴリの洋ロック
・受付スタッフの愛想ゼロ
という、インドア派スポーツ初心者の心を折るためにあるようなジムでした。
商業施設に入ってるジムは明るくてスタッフさんの愛想もいいです。
初めて行くなら多少家から遠くても、そういう大きなジムに行くことをおすすめします!
見学の空気は居た堪れなかった
それでも「せっかく来たのだから」と、何度も自分に言い聞かせ、勇気を出してスタッフに見学したいことを伝えるものの、スタッフからは「どうぞ」の一言だけ。
どこへ行けばいいのか、何をどう見学すればさっぱりわからず、めちゃくちゃ居心地が悪かったです。
何も言ってくれないスタッフと、黙々登っている数人の常連さん…
重い空気に耐えきれず、一番近くにいた常連さんに「初めて見学に来たんですけど、色々お聞きしてもいいですか?」と話しかけ、クライミングのルールや服装、道具について教えてもらいました。
一通り気になることについて教えてもらえたので、お礼を言い、体験予約をしてその日は逃げるように帰宅しました。
その時の常連さんとは何度かジムに通ううちに仲良くなったんですけど、同一人物か確証が持てず、再度お礼を言うことができないまま、疎遠となりました。
初めてのクライミングは、「思ってた以上に楽しい!!」
そして体験予約をした当日。
失恋直後の勢いで見学した時と違って、見学に行った時の重すぎる空気を思い出しながら
「勢いで予約したけど、またあの空気を味わうと思うと楽しめる気がしない」
と、憂鬱な気持ちでジムへ。
いざ!初体験!!
ジムで出迎えてくれたのは、見学の時とは別のスタッフ。
この方は接客業らしい愛想の良さだったので「負けずに来てみてよかった」と安心したのを覚えています。
そして、運良く同じ時間で体験予約をしていた女性がいて、二人で教わる通りに夢中で壁を登りました。
思ってた以上に楽しくてテンションMAXに!!
クライミングのルールを簡単に説明すると、「決まったルートを好きな手順で攻略する」というもの。

写真で女性が持ったり踏んだりしている、壁についたものを「ホールド」と呼びます。
決められたルート(以下、課題)上にあるホールドをなんとかして掴んだり踏んだりして、壁の上にあるゴールホールドに触ればクリアとなります。
ホールドを掴むためには足をガニ股に開いたり、不恰好になるポーズを取る必要があったりして、特に女性は結構恥ずかしく感じることもあると思います。
それでも恥を忍んで挑戦し、クリアできたときの達成感はその比じゃない!
思わず「やった!」と声が出てしまい、「これがクライミングの楽しさか…!」と一気にハマりました。
「できた!」という成功体験をどんどん積み重ねられるクライミングに、あっという間に夢中になりました。
「距離的に全然届かない!」「こんなの持てるわけがない!」と思うようなホールドでも体の向きを変えたり、持ち方を変えたり、踏み方を変えたりすれば不思議と届いたりするので、課題攻略に結構頭を使います。その辺に「全身を使ったパズル」っぽさがあるのかなと思いました。
楽しさの代償
初心者向けの課題は、軽いストレッチ程度の動きで、そこそこ登れるようになっています。
だから、楽しくて時間いっぱいまで、どんどん登ってしまう…
そして、高確率で体験後に全身筋肉痛に襲われます。
「こんな部分使った覚えないんですけど?!」というような箇所まで痛みます。普段運動してる人も襲われます。
それくらい、自分でも思ってもない箇所まで使う全身運動なんです。
私は、翌日ベットから起き上がれないレベルの全身筋肉痛に襲われました。
「楽しかったけど…代償が大き過ぎやしませんか??」と思いながら、布団の中で悶絶。
必死で起き上がって、仕事に行ったことは一生忘れません。
あんなにひどい筋肉痛を味わったのは、人生で初めてです。
クライミングのおすすめポイント5選
ジムの扉を開けると言う最大の試練を乗り越え、筋肉痛の洗礼も受けたあとは、クライミングに夢中になり、色々な経験を積んで、今はほどよくクライミングを楽しんでします。
そんな私が、自信を持っておすすめできる「クライミングの魅力」を、実体験をもとに5つのポイントにまとめました!
1:全身運動効果で、体が引き締まる
クライミングは、予想外のところが筋肉痛になるくらい、体全体を使う全身運動。
だから、楽しんだり、夢中になって登っているうちに自然と体が引き締まってくるんです。
実体験エピソード
私がクライミングを始めたのは33歳の時。
中学の時から体重も体型もほとんど変わっておらず、代謝が落ち始める年齢だったこともあり、「この先、体重が増えることはあっても、減ることはもうないだろうな」と考えていました。
だけど、クライミングを続けているうちに
・体重が3キロも落ちた!
・加えて、体全体が引き締まり、スリムな体型に!
・背中と腕は若干筋肉がついて細マッチョに!
全身ダイエット効果もあるとは聞いていたけど、本当に体型が変わるなんて思ってなかったので、驚きました。
クライミングにハマって体重が減った人は私以外にもたくさんいます。
なぜなら、クライミングは続けるだけでも効果があるのに、高確率で「体重が軽いのは正義」と言い出して食生活を見直したり、痩せるためのトレーニングをしたりとダイエットに励む時期がくるから。そういった相乗効果もあって、自然と肉体改革が進むのもポイントです!
ちなみに私史上最高にスリムで細マッチョだった体型は、コロナ期にクライミングから離れたのが原因で失われました…
コロナ終息後にクライミングは再開したけれど、以前ほどのペースで登ってないこともあり、今は一般的な中肉中背体型です。悲しい。
2:メンタルが強くなる
クライミングは、「どうやって攻略するか」を考え、実践するスポーツ。
攻略できないと、「どうすれば攻略できるのか?」を考える癖がつきます。
そして、登りきったときの達成感が、次の挑戦へのモチベーションになります。
これを繰り返すうちに、物事を熟考する集中力と、ちょっとやそっとじゃ諦めたり挫けたりしない精神力が身につきます。
実体験エピソード
私が通っていたジムは入口のドアを開けるところから初心者の心をへし折ってくるようなジム。
一般的なジムだと初心者向けのルートもたくさんあるのだけど、そんなものはなく……
さらに、出入りしてるのはレベルの違う常連ばかり。
そんな人たちに話しかけることなんかできるわけもなく、一人で黙々と登り続けるうちに、いつの間にか「一人で行動できる人」に。
それまでは気になるお店や行きたい場所があっても一人で行けなかったのに、一人でも全然行けるようになりました。
それから、何か失敗しても、落ち込んだままにならず「この失敗を活かすには?」と考えるようにもなりました。
ジムで登ってるうちに冷静になって、どうでもよくなって、気持ちがリセットされることも増えました。
精神面でも思考面でも、クライミングを始める前に比べて段違いに強くなったと感じます。
ブラック企業で心が折れた時期もありましたけど、クライミングで鍛えたメンタルでなんとか立ち直りました!
3:アクティブになる
クライミングにハマりだすと、自然とフットワークが軽くなります。
仕事帰りや休日のジム通いは当たり前。
仲間が増えれば、誘い合って他所のジムに行ったり、ジムを飛び出して外の岩場に行く人もでてきます。
「今日は登りたい」と思ったら迷わず登りに行く。
そんなアクティブさが身につきます。
実体験エピソード
クライミングを始める前の私は、休みといえば家から一歩も出ずに「一日中録画したTV番組を見てるか、ネットしてるか、漫画読んでるか」って生活でした。
ところが、クライミングを始めてからは、
・休みはジム通いが当たり前。
・予定がある日も、予定帰りにクライミングジム。
・クライミングの誘いがあればすぐに飛んでいく。
・クライミングジムからクライミングジムへのはしごも当たり前。
そうこうしてるうちに、家でじっとしてる時間が惜しくなり、クライミングジム以外の外出も爆増。ジムに行けない日は、買い物にでたり散歩したり。
とにかく家にいる時間が激減し、一人でも臆せずどこでも行く。
古くからの友人には「マジで性格変わったよね」と揃って口にされました。
4:交友関係が広がる
クライミングジムには、年齢も職業も、多種多様な人たちが集まってきます。
それは、職場や学校のコミュニティだけでは知り合うことのない人たち。
だけど、共通の趣味があることで、自然と会話が生まれ、仲間意識が芽生えてきます。これもクライミングの魅力の一つ。
始めたときは一人でも、クライミングを続けるうち、気の合う仲間ができる可能は十分すぎるくらいあります。
実体験エピソード
もともと私は、人見知りが激しいインドア人間で、交友関係も似たような人ばかりでした。
ところが、クライミングジムにいるのは基本的にアクティブな人たち!
外岩に毎週行くようなアクティブおばけや、誰にでも話しかけて仲間になるコミュ力おばけがめっちゃ多い!!
職業も、医療系・教師・現場系・飲食業・技術職・運送業・起業家・トレーダーなどバラエティ豊か!
ジムで話すだけの人から、一緒に登りに行く人、クライミング抜きで遊ぶ人など、一気に交友関係が広がりました。
もちろん中には大人しめの人もいてるけど、常連さん同士だと自然と話す機会も増えてくるので、「完全一人主義!」みたいな人は見たことないですね。
5:パートナーができることもある
クライミングをきっかけに、一生語り合える友人や、恋人ができることもあります。
同じ趣味を持つ相手とは自然と話が弾み、共通の目標に向かって一緒に取り組むことで、信頼関係が深まります。
クライミング抜きでも楽しく遊べる一生物の友人になったり、恋人関係になることも珍しくありません。
クライミングがきっかけで、年に何度も旅行する友人関係も、通っていたジム内でクライマーカップルが誕生するのも、仲良くジムに来ているクライマーカップルやクライマー夫婦も、何度も見てきました。
実体験エピソード
私にとって、「クライミングを始めたらが人生が変わった」と言える最大の理由が、この「パートナーとの出会い」です。
何を隠そう、私のパートナーは、元々クライミング仲間の一人。
何度か一緒にクライミングをするうちに、クライミング抜きでも食事に行ったり仕事の話や人生相談をするように。性格や考え方に共通するところがあって、趣味趣向や生活スタイルも似ていたり、尊敬できるところも多くて気付けば特別な存在に。
「他の人に取られたくない!」と思って、交際を申し込みました。
クライミングをしていなかったら出会うことがなかった人なので、クライミングをしてて良かったなと心から思います。
デートは9割クライミングジムですが、お互いの「楽しい!」が一致してるので、毎回めちゃくちゃ充実した時間を過ごしています。
クライミングの好きなところ
クライミングの好きなところは、なんといっても手軽にできるところ!
手軽さ1:その気になれば手ぶらでも行ける
道具は小さめのカバンにでも収まるシューズとチョークだけ。
着替える人もいるけど、私は基本着替えません!
TシャツやロンTにGパンで(冬なら上にアウター)で行って、そのまま登って、そのまま帰ります。
課題によっては結構汚れることもあるので、最初の頃はきちんと着替えてたけど、面倒になって途中からやめました。
仕事帰り、オフィスカジュアルの服装のまま登って帰ったこともあります。
同じジムに通っていた頃は、必要な全部は全部ジムに置かせてもらって、手ぶらで行って手ぶらで帰ることもありました。
今は気分によって色々なジムに行くので、道具は自宅で保管する必要があり、手ぶらで行くことはなくなりました。
手軽さ2:一人でもできる
バスケや野球、サッカーといった複数人必要なスポーツと違って、自分一人でできるスポーツなので、一緒に行く人がいなくても問題ありません。
「登りたい気分だな」と思ったら、メンバーを揃える必要なく、すぐ行ける手軽さが最高です。
「一人の気分じゃない!」って日でも、とりあえずジムに行けば誰かしらいてるので、一緒に登れます。
意外とお金もかかりません
クライミングで必要になるのはシューズとチョーク、そしてクライミングジムの利用料と、ジムまでの交通費です。
シューズを買った瞬間はお金がかかってしまうけれど、それ以外だと月1万程度で十分遊べます。
学生は学割制度があるので、もっと安く済みます!
シューズ&チョークについて
シューズ&チョークはどこのジムでも500円前後でレンタル可能です。
シューズを購入すとなると価格は10,000円〜40,000円程。
とりあえず初心者向けの安いシューズやメルカリなどで安い中古品を買って、慣れてきたら自分に合うシューズを選ぶのがいいと思います。
施設利用料について
クライミングジムの施設使用料は平均して2200円程。
割引のあるところだと、1300円〜1700円程で遊べます。
週1回程度なら、月1万円もかかりません。
週2〜3回利用したいとなれば、月会員制度を利用すると安くつきます。
月額費用は13,000円前後です。
ジムまでの交通費
これは、家の近くに事務があれば無料!とってもラッキー!
学校や職場近くにあるのも、交通費がかからないようなものなのでラッキー!
逆に、遠くにしかない場合は痛手ですね…
ある意味一番の痛手かも…
それでも都会のジムを選べば、クライミングついでに買い物や食事、その地域の食べ歩きやカフェ巡りを楽しめるのでいいんじゃないかなと思います。
というか、私はそうやって割り切ってました。
クライミングの苦手なところ
大好きなクライミングだけど、苦手なところもあります。
人見知りが多い
経験上、クライマーは人見知りめっちゃ多いです。
慣れるとめちゃくちゃ喋るんだけど、初対面では話が弾まない…というのはどこの世界でもあることだけど、ジムクライマーはめちゃくちゃ顕著だと感じます。
なので、ジムに初めましての人が来ると、めっちゃそっけない。
そのくせ、常連同士ではめちゃくちゃ喋るし、仲良く登り始める。
その空気感に、初心者が居心地が悪くなることが、多々あります。
スタート時に仲間がいないと精神的にキツく感じる可能性が高いです。
逆に外岩メインで登ってる人はコミュ力お化けが多い印象。
外岩だと、初めまして同士でも同じ課題に取り組むことがあるし、そうなると自然に「ここはどう登るんだろう?」ってセッションにもなるんですよね。
道に迷ったら聞かないとわからないし、一人だと登るのが危険な課題でも、知らない人のグループに混ざれば安全に登れるし。
そんな感じで、外岩クライマーは誰でも臆せず話しかけます。
怪我だらけになります
クライミングは、大きな事故や怪我につながる可能性のあるスポーツです。
ホールドを掴むのをミスっても、足を滑らしても下に落ちる。
そのとき、落ち方が悪ければ捻挫や骨折になります。
そこまで大きな怪我はしなくても、擦り傷やアザは当たり前。
指や腕を痛めることも非常に多いです。
「クライミングをしていて、一度も擦り傷やアザを作ったことがない人はいない」と断言できます。
私自身も、始めて2ヶ月のときに変な落ち方をして、足首を骨折しました。
始めて外岩に行った時は指の腹を岩で大きく切ったし、ホールドから滑り落ちて脛に1年以上経っても消えない擦り傷を作ったこともあります。
ロープクライミングで2mくらい落下して頭をぶつけたこともあるし、安全確保する前に地面に落ちたこともあります。
こういった経験を積んで、あまり思い切った登り方ができなくなってしまったけれど、私にとっては辞めることのできない魅力的なスポーツです。
ネイル禁止
厳密に言えば禁止ではないけれど、爪が長いと危険だし、ネイルが剥げたり、ストーンも取れる可能性があるので、しないほうが安全です。
一時期ジェルネイルにハマっていましたが、クライミングに行って帰ってきたら半分くらい剥がれることが続いたので、それ以来ネイルはやめました。
まとめ:私はクライミングが大好き!
クライミングを始めてから、私は心も体もどんどん変わっていきました。
健康的な身体、アクティブな生活、広がった交友関係、そして大切なパートナーとの出会い…
それまでの自分からは想像もつかないような、充実した日々を送れるようになったのは、間違いなくクライミングのおかげです。
体験するまでに、何度も「やっぱりやめようかな」と思いました。
でも、負けずに一歩踏み出したからこそ、今の自分があると断言できます。
もちろん、クライミングには体力的な辛さや人間関係の壁もありますが、それ以上に「できた!」という達成感が、次の挑戦へと背中を押してくれます。
もし、この記事を読んでクライミングに興味を持ったなら、ぜひ一度ジムの扉を開けてみてください。
最初は緊張しても大丈夫!私も同じでした。
向き不向きはあるかもしれませんが、それもまた、「自分を知る」ための一歩だと思います。
そして、「楽しかった!」と感じた人には、できれば長く続けて、「新しい自分」を見つけてほしいです。
クライミングが、あなたの人生にちょっとした変化を与えてくれたらいいなと思います。
「好きなことをして生きていく」ための第一歩として、クライミングを選ぶのもアリですよ!
おまけ:大阪で初心者にオススメのクライミングジム3選
大阪には中心部から地方まで、多種多様なジムが揃っていて、ジムクライミングするのにめちゃくちゃ恵まれています!
常連のジム、お気に入りのジム、気になるジム…
たくさんある中から、「私が初心者の方を連れて行くならここかな」というジムを3つピックアップしました。
Dボルダリングプラスリードなんば店
▶︎Dボルダリングプラスリード なんば店の公式ホームページを見る
難波にある関西最大級のクライミングジム。
初心者はとりあえずここに行っておけば間違いないと思います。
ボルダリングはもちろん、ロープを使ったリードクライミングも体験できます。
クライミングジムはどこもめちゃめちゃレベルの高い常連さんがいて、初心者は気後れしがちなんですけど、ここは常連も多いけど初心者も多い!
利用者が多いから、自分と同じレベルの仲間も見つけやすいんじゃないかなと思います。
南海&地下鉄御堂筋の難波駅からも近く、クライミング前後に買い物や食事も楽しめるので初心者同士のクライミングデートにもおすすめです。
私もよく利用するし、初心者を連れて行ったこともあります!
ノマド・クライム
南大阪でおすすめなのはノマド・クライム。
クライミングジムには初回登録料というものがあるんですけど、ノマドはそれがないので純粋に施設使用料だけで登れます!
個人ジムにしてはめずらしく午前中から空いてるのと、他のクライミングジムと休日が異なるのも嬉しいポイント(クライミングジムは月曜休&午後OPENが多め)。
そして、すぐそばにイオンモール北花田があるので、ここもまたクライミング前後に飲食やお買い物を楽しめます。
登録料を払うと、施設使用料金が安くなったり、回数券を買えるようになるので、長く続ける予定があるなら登録する方がお得です。
ここも、よく利用するジムのひとつです
ROCK ON CLIMBING GYM
▶︎ROCK ON CLIMBING GYMの公式サイトを見る
東大阪でおすすめなのはロックオンクライミングジム
行ったことはないんですけど、
・駅徒歩10分の遊びに行きやすい立地
・初回登録料なしでもOK
・かなり広め
・口コミ高め
といった理由から、東大阪民や、「いろんなジムを回ってみたい!」という方にはおすすめかなと思いました。
気軽に登りたい人間からすると、初回登録料がないのは本当にありがたいんですよ。
旅行に行って天気が悪くて観光できない…ってとき、近くに初回登録料のジムがあれば間違いなく行きます(笑)。