「楽観的に生きる」
そう聞くと、どんな生き方をイメージしますか?
私はどちらかと言うと、ネガティブ思考な人間でした。
そんな自分が嫌で、ポジティブ思考になる練習をしたこともあります。
残念ながらその時はポジティブ思考になることはできなかったけれど、その後、楽観的な生き方を身につけることができました。
楽観的になってからは自然とネガティブさも薄れ、結果的に昔よりポジティブ思考で生きている気がします。
ポジティブ思考にはなれなかったけど、楽観的に生きられるようにはなった。
今回は、そんな実体験を記事にまとめてみました。

ネガティブ思考で苦しんでいる人が、
気持ちをラクにするヒントになればと思います。
はじめに:「ポジティブ思考」と「楽観的」の違い
ポジティブ思考と楽観的思考は似ているようで少し違います。
ポジティブ思考
ポジティブ思考とは、実際に起こった物事に対して、前向きな姿勢でいること。
何か失敗をした時に、必要以上に落ち込んだり自分を下げたりせずに、
「これを糧に成長しよう」と、次に繋げようとしたり、切り替えが早いのがポジティブ思考の特徴です。
大好きな食べ物を半分食べ終えた時、
「もう半分しかない」と思うのがネガティブ思考。
「まだ半分もある」と思うのがポジティブ思考です。
楽観的思考
楽観的思考は、まだ起こってない物事に対して、前向きな姿勢でいることです。
ポジティブは「ミスをした」という事実に対して前向きな解釈をするけれど、
楽観的は事実が起こる前から「ミスなんかしないだろう」と前向きに考えています。
どちらも前向きな姿勢であることに変わりはないけれど、個人的には楽観的は一歩間違えれば「現実逃避」になる、危険な考え方かな、とも思います。
ポジティブになれなかった過去
ネガティブ思考な自分に嫌気がさして、ポジティブ思考になる努力をしたことがあります。
いつでも明るい友人知人を見習って、同じように振る舞う。
ミスや失敗、人間関係で気分が落ち込んだらすぐに
「でもこれで同じ失敗はもうしないから」
「済んだことはもうどうにもならないから」
「悩んでも結果は同じだから」
そう気持ちを切り替える。
でも、そういう自分に対して「今の、私らしくないと思われてないかな」「反省してないと思われてないかな」と、輪をかけてネガティブになる。
そんな状態だったので、無理にポジティブになることは諦めました。
キッカケは、仕事でのミス
私が物事を楽観的に考えるようになったキッカケは、仕事上のミスです。
会社員時代に大きなミスをして落ち込んだ翌日。
まだまだ気持ちが切り替わってなく、「会社に行きたくない」「誰とも会話をしたくない」と思いながら出社したことがありました。
でも、いざ出社してみると、ミスを引きずっていたのは私だけ。
叱責した上司はミスがなかったかのように話しかけてくるし、他の上司も同僚も誰も話題にしない。
私にとっては1日経っても落ち込むような大きな出来事でも、私以外の人からしたらそこまで関心がない出来事なんだと思ったことを、今でも覚えています。
それまでにも何度もミスをしたこと、対人絡みで落ち込むことがあったけれど、このとき初めて 「自分が思うほど、人は私の言動を気にしたり覚えていないんだ」 ということを実感しました。
「なんとかなる」マインドが芽生え始める
それからは、不安を感じたらすぐ「なんとかなる」と自分に言い聞かせるようになりました。
ミスや失敗したあとはもちろん、物事に向き合う前に不安を感じた時もです。
「ミスしても失敗しても気にするのは私だけ」
「何があっても翌日にはなんとかなってるから大丈夫」
そこで何事もなければ、「やっぱりなんとかなった!」と安堵する。
不安が的中したら「やってしまった。だけど、なんとかなるから大丈夫」と、また言い聞かす。
そうしてるうちに、少しずつ物事に向き合うことが怖くなくなり、
「世の中は、私が思ってるほど不安がらずにいても平気なのかもしれない」
という気持ちが生まれてくるように。
そして、仮にミスや失敗をしても、自然と「これも成長の糧になるから、頑張ろう」という気持ちを抱けるようにも変わってゆきました。
経験が裏付ける、唯一絶対の根拠
「なんとかなる」
根拠のない励ましのようにも感じますが、経験上何度もなんとかなっているという事実がある。
プレゼンで失敗しても、もう一度練り直して再プレゼンの場を設けるだけ。
発注でミスをしたと気付いたら、差し止められるように動くだけ。
これまで生きてきた中で、大きな失敗をしたことも、もう二度と立ち直れないと感じたことも、数えきれないくらいありました。
だけど今、平穏無事に生活できている。
だからきっと、この先も一時的に落ち込むことはあっても、平穏無事でいられるんだろうなと思う。
この考えがまさに楽観的そのものであり、私にとって唯一絶対の根拠なんです。
もうひとつの、心理的根拠
会社員時代は、安定した給料があってお金に困ることはありませんでした。
だけど、ストレスフルな状態が当たり前になり、精神面も健康状態も悪く、幸せを感じることも少なかったです。
今は収入は激減したけれど、精神・健康状態ともに良好で、毎日幸せを感じています。
こんな幸せな日々の先に、会社員時代よりも悪い未来が待っているとは到底思えない。
これもまた、「だから、なんとかなる」と思える根拠です。
まとめ:自分を信じて、楽観的に生きる
「何が起こっても、なんとかなるだろう」
私にとっての「楽観的な生き方」とは、過去の経験から自分を信じて、そう思うことです。
もちろん、いつもそう思えるわけじゃありません。
不安になる日も、落ち込む日も、今でも普通にあります。
それでも、「なんとかなるから、不安を抱え続けなくていい」と思えるようになっただけで、生きるのが少し楽になりました。
もし今、先のことが不安で仕方ない人がいたら。
無理にポジティブにならなくてもいいし、前向きな言葉を探さなくてもいい。
ただ、「今までも、なんだかんだ生きてきた」という事実だけを、思い出してみてほしいです。
これまで何度も落ち込んで、失敗して、それでも今日まで来られたなら、この先も、きっと一時的にしんどくなることはあっても、なんとかなっていく。
必要以上に不安を抱え込まず、ときどきでいいから、「まあ、なんとかなるか」と肩の力を抜いて生きていけたらいい。
私はこれからも、そうやって楽観的に生きていこうと思います。
