「yukiちゃんは今、年金暮らししてるようなものだよね」
先日、何気ない会話の流れでパートナーにこう言われました。
年金といえば、年に何度かメディアなどで「年金が少なすぎて生活ができない」という声が聞こえます。
物心ついた頃からこういう声を聞いているので、
「老後は年金に頼らず生活できるようにしよう」
漠然とそう考えていました。
ところがそんな漠然とした意識が、パートナーの言葉によって明確な「自分ごと」に一変したんです。
この記事では、月5〜6万円という収入をきっかけに、年金を身近なものに感じるようになった意識変化と、そこから考え直したお金との向き合い方を書いていきます。

副業などで月5〜6万の収入があるみなさん、
それが年金受給額と同額だと意識したことありましたか?
はじめに:令和5年度の国民年金の平均受給額は月約5万円
厚生労働省の資料によると、令和5年度の国民年金の平均受給額は月約5万円です(こちらの27ページをご覧ください)。
「年金は月5万」という知識が、物心ついた時からあったこと。
親からも「老後のためにも貯蓄はしっかりしておきなさい」と言われて育ったこと。
そして、結婚を諦めて「自分は生涯独身だろう」と考えていたことから、
「老後は年金に頼らず一人で生きていけるよう、しっかり貯蓄しておこう」
という考えを昔から持っていました。

厚生年金や遺族年金があると金額は変わってきます。
ここでは「国民年金」のみの前提で話を進めます。
月収5〜6万円は、年金受給額とほぼ同じ
私の現在の収入は、SNS運用のアルバイトで月5〜6万円です。
・国民年金:約5万円
・私の月収:5〜6万円
数字を並べてみると、ほぼ一致。
知識として知っていた「約5万円」という数字が、自分の生活の具体的な数字に当てはまったことで、「年金生活」への意識が見一気に変わりました。
「年金と月収が同額」と気づいた瞬間
年金と月収がほぼ同額と気付いたのは、冒頭にも書いたパートナーの一言でした。
「yukiちゃんは今、年金暮らししてるようなものだよね」
言われた瞬間は何を言ってるのかわからなかったけれど、すぐに
・年金5万円=月収5万円
・月収を年金に置き換えたら、毎月年金受給しているようなもの
こういうことだと理解しました。
月収を年金に置き換えるなんて発想1ミリもなかったけど、言われてみれば確かに「年金生活」そのもの。
まさか自分が、まだまだ先だと思っていた年金生活をしているなんて…
年金と年金生活への認識が「曖昧なもの」から「明確な自分ごと」に一変した瞬間でした。
月収5〜6万円で、生活は成立するのか?
月収を年金に置き換えて私の生活を見てみると…
・冷暖房完備の部屋で、夏は涼しく冬は暖かい
・食事は3食しっかり食べるし、間食もする
・趣味や旅行にを楽しむ余裕もある
・生活する上で、特に我慢をしていることはない
このように、メディアで取り上げられる生活困窮者とは全く違っています。
月収5〜6万円でも十分生活が成り立っている。
一見するとそう思われるかもしれませんが、この生活は2つの条件があってこそなんです。
条件1:まとまった資産がある
私の月々の生活費は、12〜13万円。
月収で足りてないことは明白です。
それでも生活に困っていないのは、貯金を切り崩して補填しているから。
つまり、「切り崩せる資産」があるから生活できているだけなんです。
条件2:同居している
さらに、私はパートナーと同居しています。
生活費負担は私3:彼7くらい。
全部自己負担になるとしたら、先ほどの「生活費12〜13万円」が大幅にアップします。
そうなるともう、切り崩せるものがなくなるのは時間の問題。
月収5〜6万円で生活できているように見えるのは、同居で生活費を分担できている状況があるから。
もしも1人なら、少なくとも私の場合は、この生活は成立しません。
月5〜6万円で生活するには、いくら足りないのか?
先にも書きましたが、私の平均的な生活費は月12〜13万円です。
年金にしろ給与にしろ、収入5〜6万円だとすると単純計算で7〜8万円足りません。
足りない分を補填しようと思ったら
1.収入を増やす
2.支出を減らす
3.切り崩せる資産を増やす
この3パターンしかありません。
老後に現実的なのは「切り崩せる資産を増やす」
現在の私は、どこでも問題なく働ける身。
収入が足りなければ、働き口を探して収入を増やせばいいです。
でも、健康や体力面、家庭の事情などで働けなくなってしまったら?
何歳まで働けるのかわからない以上、「働いて収入を増やす」というのは、この先何十年も使える解決策ではありません。
「支出を減らす」というのも、歳を取れば食事の量や旅行の回数が減り、総合的に減るかもしれない。
だけど、物価が高騰し続ける時代だから、他が増えるかもしれない。
それこそ先に述べたように、パートナーと別離する未来も考えられます。
だからこれも安全な解決策ではない。
そう考えると、「切り崩せる資産を増やす」というのが一番現実的な方法に。
つまり年金生活では「いくら稼げるか」ではなく、「いくら切り崩せるか」で、今の生活水準を保てるかが決まります。
まとめ:月収5〜6万円生活は、年金生活を現実的に考える良いキッカケをくれた
月収が年金とほぼ同額と気付いて、最初の感想は
「おもしろい!」
でした。
自分にはそういう発想はなかったので、この例えが面白くて、しばらく飲み会などでも話のネタにしてました(笑)
だけど、現実と照らし合わせてみると…
月5万円の年金だけでは、今の生活に置き換えると家賃すら払えない。
パートナーがいて、生活費の大半を負担してもらって生きていける。
知っていたけど、意識してなかった。
そんな現実を見直す良いキッカケになりました。
年金生活は、“今の生活”の延長線上にある
「月5万円の年金生活」は、今の自分の生活と重なったことで、“いつかの話”ではなく、“今の延長線にある現実”になりました。
年金が少ないことは、もうずっと前から知っていた。
ただ、「自分の生活に当てはめて考える」ことをしていなかっただけ。
月収5〜6万円で生活できているように見える今も、それは資産と同居という条件があってこそ成り立っています。
その条件がなくなっても、この生活を保つためには?
私が出した答えは、「切り崩せる資産を増やす」こと。
今回の気付きを活かして、今ある資産を「なんとなくの貯金」ではなく、将来を見据えたものとして考え直していこうと思います。

