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【退職後の生活】無職の1年間のありのままを公開|“好きなことをする”からブレなかった日々

退職にまつわる話
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会社員をしてた頃は、

「会社に行く時間がなければもっと好きなことに打ち込む時間が増えるのに」

と考えていました。

だけど実際に会社を辞めてみて、働いてた時間全てを「好きなこと」に費やしたかと聞かれたら…
残念ながら答えはNOです。

気分が乗らずに丸一日ダラダラしてた日が数えきれずありました。
そんな中でも、なんとか安定した収入を得られるようになりました。

そんな私の1年を、ありのままに公開します。

1〜4ヶ月:職業訓練校で「学ぶこと」を学ぶ

退職の翌月から、Webサイト制作の職業訓練校に通っていました。

・退職時期
・開講時期
・学びたい授業
・通いやすい場所

運良くこの4つが重なったので、在職中から準備を進めることができ、退職後間髪入れずに動き出すことができました。
これについては本当に運が良かったなと思っています。

技術よりも“伝える力”が必要だと知った

訓練校に通って思ったことは、どんなに知識や技術を身につけても、

・それを仕事で発揮できる「実践力」や「応用力」
・会社や人の役に立てることをアピールする「プレゼン力」

この2つがなければ、希望する職に就くのは難しいということ。

当たり前のことかもしれないけど、フリーター生活が長く、真面目に就活をしてこなかった私にとっては、これが職業訓練校でいちばんの学びとなりました。

就職に役立つ技術を身につけながら、

・自分の気持ちを見直す
・自分と「仕事」を見直す

そういう時間をたっぷり作れるのも、職業訓練校のいいところだと思います。

職業訓練校での体験はこちらにまとめています。

5ヶ月目:一度立ち止まり、自分に正直な選択をする

職業訓練校卒業後は求人情報と睨めっこ。

Webサイト制作を学んだけれど、その過程でWebサイト制作は仕事にしないと決めたので

・給与優先で就活する
・通いやすや優先で就活する
・腹を括って開業届を出す

この3パターンで悩み、最終的に

「雇用されると、退職時に決めた“好きなことをして生きていく”生活ができない」

と思い、個人事業主でやっていくため開業届を提出する道を選びました。

Webサイト制作を仕事にしないと決めた理由はこちらから。

6ヶ月目:個人事業主としてスタートラインに立つ

退職から半年後に開業届を提出。
晴れて個人事業主となりました。

事業内容も収入の目処もまだまだ立ってなく、ただ本当に「開業届を出した」だけの状態でしたが、それでも

「今日から、自力でお金を稼ぐ生活が始まるんだ!」

という、これまで働いてきた中で一度も感じたことのない高揚感でいっぱいになりました。

開業届を提出した直後、エレベーターを待つ廊下の窓から見た景色は、きっと一生忘れません。

開業届を提出したの話はこちらの記事で。

7〜9ヶ月目:ブログに全力を注いだ3ヶ月

退職時に掲げた目標は

「ブログのアフェリエイト収入で最低限の生活費を稼ぎつつ、好きなことで収入を作れるようになりたい」

というものです。

なので、まずはブログ作業に打ち込みました。

はじめは1記事作るのに何日もかかっていましたが、だんだんコツを掴み1日2〜3記事書けるようになり、ストックがある状態で隔日更新を続けられるようになりました。

ブログ運営の理想と現実

ブログを書く中で、「アフェリエイト収入が欲しい」という気持ちだけではブログを続けられないなと思うようになりました。

むしろ収入は二の次で、

・「モニタの向こうにいる誰かの役に立つ」
・「モニタの向こうにいる誰かに私の気持ちを届ける」

そういう気持ちでブログを運営していきたい。
その中で、紹介できるサービスや商品があれば、ついでに載せればいい。

そんなスタンスに変わり、現状このブログの収益化は非常に困難なものになっています(笑)。

10ヶ月目:「初めてのお仕事依頼」「初実績」「初収入」

ありがたいことに知人から「お店を始めるのでWebサイトを作って欲しい」という依頼がありました。

Webサイト制作は仕事にしたくないけど、身に付けた知識で人の役に立てたのは嬉しかったです。

それに、作ったサイトが存在することで、Webサイト制作の実績ができました。
ヒアリングや顧客とのやりとり、制作期間の目安は、もしまたWebサイト制作を行うときに役立つと思います。

そして、このお仕事で、個人事業主として初めての収入を得ることができました。
知人ということもあり、現金手渡しでいただいたのですが、いまだに封筒に入ったままの状態で残しています。

Webサイト制作実践の流れは、後日記事にしてまとめたいと思います。

11〜12ヶ月目:収益化を狙ったコンテンツ作りに全集中

前月にWebサイト制作に集中したことで、ブログの更新ペースが保てなくなりました…。

「現段階ではまだブログと別作業の同時進行は無理なんだな」

という自分の力量を知ったと同時に、

・「退職から丸1年」が、目の前に迫っていた
・それなのに、まだ安定した収入がない

という現状から、収益化に時間がかかるブログは一旦中断して、「すぐに収益化できるコンテンツ作り」に全集中することに。

「収益化できるコンテンツ」とは?

SNSにおける収入のメインはアフェリエイトだと思います。
私もそれで収入を作ることを目標にしてブログを始めました。

が、先にも述べたようにブログで収入を作るには時間がかかる…
短期間で収益化を目指すなら、アフェリエイトよりも「バズらせて案件GETや書籍化」だと考えています。

なので、いずれ書籍化できるようなSNSコンテンツを考えて、「これでいこう!」と思う企画を2つ作り、13ヶ月目から始動できるよう全力で取り組みました。

13ヶ月目:“好き”が仕事になる瞬間がやってきた

企画の始動に全集中したものの、間に合わなそうな雰囲気漂う12ヶ月目の最終週。

「退職後1年過ぎても無職・無収入は、前に進めてない気がする」

そんな不安を感じ、目先の収入のために適当にバイトでもしようかなと考えていた矢先…

運良くSNS運用バイトの求人と出会う。

「運も実力だ!」という謎の自信がつく

これはもう、渡りに船というか、闇夜の提灯というか。
「自分めちゃくちゃ運が良くない??」と思ったし、「私やっぱり持ってるな、絶対“好きなことして生きていく”生活にたどり着けるわ」とも思いました(笑)。

即連絡して面接アポを取り、さらに面接の場で即採用GET!
バイトはバイトでも適当なバイトでなく、「好きなこと」であるSNSの仕事ができるので、大前進です!

前の2ヶ月で全集中した「収益化できるコンテンツ企画」は、ブログ再開&アルバイトで大幅にペースを落としつつも地道に進めています

1年のまとめ:全力疾走でなくても、前に進めたという事実

月単位で振り返ってみると、常に動き続けているようにも見えますが、実際はそんなことありません。

たとえば、開業届を提出した月は、逆にそれ以外は旅行に行ったり趣味に勤しんだりで、「個人事業」としての動きは何もしてないに等しいです(笑)。

そんな感じで私の1年は、がむしゃらに駆け抜けた1年ではありません。
それでも、「好き」といえる仕事に辿り着けました。
0→1ベースで考えたら、これは立派な成果です。

“やらない私”でも前に進めたという事実

「時間があってもなくても、やる人はやるし、やらない人はやらない」

私は間違いなく「やらない」側の人間です。
だけど、結果を出せる人間でもあります。
1年という時間が、矛盾するような2つの事実を証明してくれました。

私が目標を達成しようと思ったら、「やる」側の人より、何倍も時間がかかる。
だからこそ、会社員を辞めて、「好き」に集中できる環境に身を置いてよかった。

そう前向きに捉えて、これからも自分のペースで進んでいきます。