「やりたいことがあるけれど、今からじゃ遅いかも…」
そう考えて、諦めた経験はありませんか?
私自身、躊躇したことが何度もあります。
でも、思い切って始めてみたら、意外と遅くなかった。
この記事では、90歳のおばあちゃんから教えてもらった“やりたいことを今始める大切さ”についてお話しします。
有名なエピソード:90歳のおばあちゃんの後悔
ある日、90歳のおばあちゃんに「何か後悔はありますか?」と尋ねました。
すると、彼女はこう答えました。
「60歳の時にバイオリンを始めたかったけど、『もう歳だから』と思ってやらなかった。もしあの時始めていたら、30年も楽しめたのに。」
人は、年齢を言い訳にしがち
人は、新しいことを始めたいと思った時、年齢を理由にすぐ諦めようとします。
「もう歳だから、そんなことしたくない」
「今から始めたって、もう遅い」
「もう若くないし、そんなことしても意味がない」
「若い子ならいいけど、こんな歳で始める人はいない」
これらのセリフ、あなたも一度は口にしたことがあるんじゃないでしょうか?
だけど、冒頭の90歳のおばあちゃんの話を聞いてください。
「60歳の時に始めていたら、30年も楽しめた」
あなたは今、何歳ですか?
この先、何年楽しめると思いますか?
挑戦しない本当の理由は?
「年齢が理由で挑戦できない」というのは、自分が作り出した幻想かもしれません。
歳をとると、若い頃に比べて身体能力が低下するのは否めません。
若い頃と比べて、未来が短いのも確かな事実です。
でも、だからと言って、本当に挑戦できないのでしょうか?
世の中には、定年退職後に新しいことに挑戦し、充実した日々を送っている人だってたくさんいます。
年齢を理由にやらなかった後悔は、あとになって大きくなるだけです。
年齢を言い訳に使うのは、本当の理由を隠したいから
大半の人は、失敗することを嫌がります。
挑戦して失敗することで、「やっぱり自分には無理だった」と落ち込むのが怖い。恥をかくのが嫌だ。
そんな気持ちがあるからです。
年齢を重ねるにつれ、挑戦も失敗も「若作りしている」と見られたり、他人の目が気になったりして、ますますハードルが上がってしまいます。
その結果、「もう歳だから」と自分にも他人にも言い訳してしまうので。
今が一番若い時!今、始めるべき3つの理由
「今から始めても遅いかな」
そう悩むのは、年齢ではなく挑戦して失敗するのが怖いからかもしれない。
でも、その気持ちに縛られていると、いつまでも踏み出せなくなってしまいます。
どんな瞬間でも、「今が一番若い時」です。
なぜなら、今という瞬間は、これからの人生で一番若い時だから。
ここでは、「今が一番若い時」だからこそ、やりたいことを始めるべき3つの理由をお話しします。
理由1:後悔はずっと残る
「やりたかったのに、やらなかった」という後悔は、年を重ねるほど大きくなります。
90歳のおばあちゃんのように、「あの時、始めていれば…」と後から気づいても、時間は元に戻りません。
行動を起こさなかった自分を責め続けるよりも、少しでも気になることがあれば、やってみる方が心が軽くなるのです。
行動してみた結果、失敗だったとしても、その経験は自分の糧になります。
『私はこんな挑戦をした』と語れるエピソードが増えるなんて、素敵じゃないですか?
理由2:年齢は関係ないと気づく時がくる
挑戦しようがしまいが、「年齢なんて関係なかった」と気づく時が訪れます。
挑戦した場合、
「もう少し早く始めていれば」と思うことはあっても、
「こんな歳から始めるんじゃなかった」と後悔することはほとんどないでしょう。
逆に、挑戦しなかった場合は、90歳のおばあちゃんと同じように
「あの時始めていれば」と思う度に
「年齢なんて気にせず始めればよかったな」と感じるはずです。
私自身も、33歳のときに「年齢的に遅くないかな?」と悩みながらクライミングを始めましたが、そんな心配は杞憂で、40過ぎた今でも趣味として楽しんでいます。
そして、もっと早くからやっておけば良かったなと後悔もしています。
▶︎クライミングで人生が変わった話に興味があれば、こちらの記事をご覧ください
理由3:スタートが遅いほど、楽しむ時間が減る
どんなことでも、始めたその瞬間から楽しさや成長が待っています。
90歳のおばあちゃんがもし、60歳でバイオリンを始めていたら…
自分でも言うように、90歳までの30年間、バイオリンを楽しむことができたでしょう。
70歳で始めたとしても、20年楽しむことができました。
つまり、早く始めれば、それだけ長く楽しむことができるのです。
悩んでいる間にも、時間は待ってくれません。
だったら、行動して楽しむ時間に変えてみませんか?
始めてみれば、きっと新しい世界が待っているはずです。
私の、行動してみたら遅くなかったエピソード3選
私もこれまで、年齢を言い訳にして挑戦しなかったことがたくさんあります。
だけど、「後悔するかもしれない」という気持ちが勝って、挑戦できたこともいくつかあります。
それらを振り返ってみて思うのは、
気になってるなら、いつ始めても遅くない
ってこと。
私の「もう遅いかなと思いつつ挑戦してみたら全然遅くなかった」話を3つご紹介します!
28歳の時に婚活を始めた
20代後半の私は、「一生独身でいい」と考えていました。
ところが30歳を目前にして猛烈に「子供が欲しい」と思うようになり、「そのためには結婚する必要がある」と、結婚相談所の門をくぐることに。
当時の婚活市場には“女性は30歳で足切り説”があり、30歳を過ぎた女性の成婚率は急激に下がると言われていました。
だから、「もう30手前だし、今から婚活したって遅いかも」と悩みもしたけれど、明日の自分より、今の自分の方が確実に若いんです。
28歳は、婚活を始めるには遅いかもしれない。
だけど、29歳から始めるよりは、ずっと早い。
30歳になって始めるより、ずっと有利。
「今が一番若いんだから、今行動しないでどうするの?」
そう考え直して、勇気を出して結婚相談所へ登録し、婚活を始めました。
結婚はできなかったけど、後悔はない!
結婚相談所の活動では、残念ながら理想の相手を見つけることができませんでした。
だけど、積極的に活動したことで自分の恋愛観や結婚観が明確になりました。
この経験と学びがあったからこそ、最高のパートナーと出会い、仲良くできていると断言できます。
30歳で脱毛を始めた
婚活を始めてしばらくしてから、自分磨きの一環として全身脱毛をしました。
脱毛自体は以前から興味があったけど、費用が高いのと定期的にサロンに通うのが面倒でなかなか踏み出せずにいました。
「一生独身なら、人に見られることもないし、やる意味もないか」と思っていた時期もあったけれど、婚活を始めたことで「少しでもコンプレックスをなくしておきたい!」と考え直したのです。
ただ、やっぱり費用がネックだったのと、「30代で始めても意味がないかも」という迷いもあり、サロンには通わず家庭用脱毛器を使った脱毛を選びました。
結果、ムダ毛処理から解放されただけでなく、毛穴も目立たなくなり、色も白くなり、お肌もスベスベに。
自分の肌が大好きになったので、やってみて本当によかったです。
この数年後にクライミングを始めることになるんですけど、クライミングって自分は壁を向いているから、必然的に他人からは後ろ姿を見られることになるんですよね。
脱毛してなければ腕や足はもちろん、うなじや背中も気になって登ることに集中できなかったと思います。
「あのとき脱毛しててよかった〜」と心底思いました。
35歳からの転職活動
私は高校を卒業後、長らくアルバイト生活をしていました。
生活は充実していたので、特に不満も感じていませんでした。
ところが、35歳を目前にしたところで「将来の不安」が急に押し寄せ、「正社員になって定年退職まで安心して働きたい」と考えるように。
そこで、人生で初めての就職活動を行いました。
結婚と同じで、これも当時は“35歳転職限界説”という年齢ハンディがあったのですが、結果は見事転職成功。
年齢を理由に足踏みせず、素早く動いて良かったなと思っています。
就職した会社にはとんでもないブラック上司がいたんですけどね…
行動を起こすため、大切にしたいマインド2選
やりたいことを始めようと思っても、最初の一歩を踏み出すのは勇気が要りますよね。
そこで、「行動を起こすために大切なマインド」を2つご紹介します。
このマインドを持っていれば、挑戦するハードルがぐっと下がるはず!
1:できない理由を挙げない
「年齢的に遅い」「時間がない」「お金がかかる」
そんなふうに、できない理由ばかりを探していませんか?
できない理由を考え出すと、行動するハードルがどんどん高くなります。
だからこそ、「どうすればできるか」を考える発想に切り替えましょう。
大切なのは、できない理由を並べるのではなく、できる方法を考えること。
「歳をとったからできない」ではなく、「歳をとっても楽しんでる人を探す」。
「時間がないからできない」ではなく、「週に1回だけならできる」と考える。
「お金がないからできない」ではなく、「お金をかけずにできる方法を探す」。
まずは、「どうすれば始められるか」を考えてみる。
そして、そのあとは「やりながら考える」というスタンスが大事です。
2:小さな一歩を踏み出す
大きな目標をいきなり実現しようとすると、どうしても身構えてしまいます。
そんなときは、小さな一歩を踏み出すことから始めましょう。
バイオリンを始めたいのなら、「まずは見学に行く」といった簡単なステップでOK。
どんなに小さな一歩だとしても、踏み出してしまえば、次の一歩がもっと踏み出しやすくなります。
「まずはやってみる」ことが行動力を高めるコツです!
まとめ:やらない後悔よりやる後悔
やりたかったことを始めなかった後悔は、歳を重ねるほどに大きくなります。
90歳のおばあちゃんの言葉が教えてくれたことは、
始めたいと思ったら、すぐに行動すること!
年齢なんて関係ありません。
やりたいと思ったのなら、その瞬間が始めるのに最適な時。
やらなかった後悔より、やってみた経験が、きっとあなたの人生を豊かにしてくれますよ!