職業訓練校に通うと決めたものの、
・クラスの雰囲気ってどんな感じ?
・授業についていける?
・給付金ってちゃんともらえるの?
そんな不安、ありませんか?
この記事では、実際に職業訓練校に4ヶ月間通った体験から、
・入校初日の空気感
・授業の進み方やトラブルあるある
・人間関係のリアル
・給付金や生活の変化まで
包み隠さずリアルにお届けします!
職業訓練校に通う予定の方が、少しでも安心してスタートを切れたら嬉しいです。
入校初日あるある:誰も喋らない、空気が重い
訓練校初日は、とにかく空気が重たいです。
休憩時間になっても誰も喋らない。
みんな下を向いてスマホをいじるか、そそくさと教室を出ていきます。
特に昼休みは、静寂すぎて地獄のような重たい空気。
初日早々に、訓練期間の後半でグループワークがあることを教わり、
「この空気感でグループワークなんて絶対無理!
グループワーク実習の前に自主退校しよ」
と、内心絶望してました(笑)。
地獄のような空気感は最初だけ
でも安心してください。
沈黙に耐えられなくなった人たちから、少しずつ前後左右の人に話しかけ始めます。
そして、一人喋り出すと波が広がり、数日もすれば空気はかなり和らいでいきます。
また、休憩のたびに外へ出る人たちは、行く場所が限られることもあって教室外で仲良くなるように。
意外と最初の自己紹介の内容を覚えてくれている人も多く、
「そういえば自己紹介で〇〇って言ってたよね」なんて話から共通点が見つかって仲良し…なんてパターンもたくさん見ました。
最初の静けさは一時的なものなので、怖がらなくて大丈夫です!
…私は最後まで友達できなかったんですけどね(笑)。
授業トラブルあるある:最初から完璧は無理
職業訓練校は、トラブルがつきものです。
初日にはまず全員でPCの基本設定を確認するのですが、この段階で早くもバグやトラブルが多発(笑)。
講師の話では、特に「ワード・エクセル基礎」クラスでは、PC設定画面を開く段階でつまずく人が続出するそうです。
また、授業中も、「ここまで大丈夫?」と講師が丁寧に声をかけてくれるにも関わらず、誰も質問しない→演習で手が止まる→「先生できません!」「私も!」「私も!」のパターンが頻発。
最終的に講師が各座席を回りながら説明し直し、さらに教壇でもう一度全員に向かって説明……というのは日常茶飯事でした。
私も何回か「先生私も!」って言いました。授業の流れを遮って「わからない」と言えない心理はなんなのか…
訓練校は、完璧な人ばかり集まる場所じゃない。
「最初からうまくいかなくて当たり前」くらいの気持ちでいきましょう!
モチベーション管理あるある:家で復習の難易度が高い
少し難しい授業内容の日は、休憩時間や帰り支度の時に
「全然わからんかったから、家で復習するわ」
って会話が聞こえてきます。
そして、次の日に聞こえるのは
「昨日復習しようと思ったけど、疲れて寝てもた」
「やる気せんかった」
「家で予習復習やる」宣言、9割有限不実行
断言します。
予習復習の最も効率良いスタイルは
・放課後の居残りで復習
・朝早めに来て予習
家ではできないものと思え。
Webサイト制作を学びにくる人が考えることはみな同じ
また、Webサイト制作のクラスにくる人の多くは在宅ワークやフリーランスを希望しています。私もその一人でした。
未経験からこの職を希望する人たちは、よっぽどこの考え一辺倒なのか、
「在宅ワーク希望とか、フリーランスになりたいとか、最初から無理だから!」
と、講師から厳しめに、現実的説明を受けました。
「あなたたち、未経験でしょ?仕事のアテも営業の仕方も制作進行の流れも予算感も知らないのに、なんで先輩と同じように在宅で仕事できると思ってるの。フリーで働けると思ってるの。
将来的に独立するのはいいけど、最初は就職して、そういうこと覚えてからにしないと失敗するよ!」
いや、ホントそれ。
言われてみたら、ホントそれ!なんだけど、なんでか「スキルを学べばフリーで仕事ができる」と思ってしまうとこがあるんですよね、Webサイト制作って。
自分の進む道を考え直す、良いきっかけになりました。
生活リズムあるある:生活リズムがゆるすぎる問題
授業時間は、訓練校によって違います。
私の通っていた学校は、朝10時登校・夕方16時半終了という、会社勤めと比べるとかなりゆったりしたもの。
終盤ではこの生活に慣れきってしまい、
・朝9時出社の生活なんてもう無理!
・8時出勤とか考えられない!
という声がクラス内でよく聞かれるようになりました(笑)。
内定が決まってなければ、給付金の最終延長回がある
職業訓練校在学中は、本来の失業給付金の期限が切れても、在学中は給付が延長される制度があります。
ここまではネットで検索すれば見つけられる情報ですが、さらに!
これに加えて、訓練校卒業1ヶ月前になっても就職が決まっていない場合、一定条件を満たせば給付金支給がさらに1ヶ月延長される仕組みがありました!職業訓練に行ってなかったら、これは知らなかったかも。
ということで、卒業間近になると、「内定はまだだけど、まずは条件だけ満たして、今は課題に専念しよう!」という方がかなり多かったです。
ちなみに条件とは、「卒業1ヶ月前に就活を2回すること(採用募集に応募だけでもOK)」でした。
この延長システムは地域によって異なるかもしれません。そもそもないところもあるかも。気になる場合はハローワークで確認するのが確実です。
私はこの時点で個人事業主を視野に入れていたので、もし応募して、面接とかになったら性格上断れないから、「この時点での個人事業主の道が断たれる可能性があるな」と考えて、延長給付はしませんでした。
最終的に個人事業主としてスタートを切ることを選び、今の生活に満足しているので、正しい判断だったと思っています。
まとめ:最初は不安でも、だんだん慣れるから大丈夫
職業訓練校は、最初こそ緊張と不安でいっぱいですが、
時間が経てば自然と空気も和らぎ、授業にも慣れていきます。
最初は誰もが、
・このクラス大丈夫かな?
・授業についていけるかな?
と、不安に思うもの。
でも、不安でも、失敗しても、わからなくても、なんとかなる。
みんな同じ気持ちで始まって、少しずつ周りに打ち解け、協力し合える。
そんな環境が、訓練校にはあります。
これから通う方は、肩の力を抜いて、少しでも楽しく、実りのある時間を過ごしてくださいね!