【体験談】職業訓練校で友達ゼロだったけど、1日も休まず通い続けて卒業しました

職業訓練校体験記
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職業訓練校に通うと決めたとき

・友達ができるかな
・クラスに馴染めるかな

と、不安に思う気持ちがありました。
そして蓋を開けてみれば、友達はできず4ヶ月間ぼっち生活

正直、クラスメイトが談笑している中で私だけ1人ぼっちだという状況に落ち込んだこともあります。
だけど私は、その状況に心折れることなく最後まで通い続け、無事に卒業しました。

この記事ではその実体験をもとに、

・どうして職業訓練校でぼっちになったのか
・ぼっちでも4ヶ月通い切れた考え方
・ぼっち生活のメリット&デメリット&後悔

これらについて書いています。

訓練校は友達ができなくても卒業できます。
ただし、それには「何のために通っているか」をしっかり自覚することが必須。
今一度、「自分はなぜ職業訓練校に通うのか」ということを考えてみてください。

はじめに:最初は誰もが「ぼっち」スタート

職業訓練校に通う人の大半は、少なからず学校生活と卒業後の人生に不安を抱えていると感じます。

私自身も、「本当にこの選択でよかったのかな」「授業についていけなかったらどうしよう」「クラスメイトが続々と就職して、最後に1人取り残されたらどうしよう」という不安を抱えていました。

職業訓練校に見知った者同士で通う、というパターンは、まずありません。
なので、最初は誰もがひとりで教室に向かうことになります。

そういう意味では、最初は誰もが「ぼっち」スタート。
その中で、同じ目標に向かって頑張る者同士、徐々に交流を深めていく…

というのがパターンだと思います。

最初の壁は「ぼっち」より空気だった

不安を抱えた訓練校の初日、教室内で雑談をしている人は1人もいませんでした。
というのも、教室内は全員の不安と緊張で満たされ

「教室でおしゃべりをしていいのか?」

と、疑問に思うくらい空気が重かったんです。
あの空気の重さは人生で何度も味わいたくありません。
授業の合間の小休憩はともかく、50分あるお昼休みは本当に居心地が悪かったです。

そんな居心地の悪い空気は、翌週まで続きました。

転機は授業中のディスカッション

最初の転機が訪れたのは授業中のディスカッションでした。

先生の指示で座席の近い者同士でグループを組み、ディスカッションすることになったのですが…
私の知る範囲では、大半の人がこの時初めてクラスメイトと話す状況でした。
そしてこの授業後、休憩時間に「さっきの話だけど〜」といった小さな雑談が生まれ始めました。

そこから、帰り道・エレベーター内・早朝の教室・放課後の教室……
席の近い人から始まって、通学経路が同じ人、休み時間に外食に行く人など、一緒に過ごす時間が多い人同士で自然と仲良くなる空気が広がっていきました。

私がぼっちのままだった理由

そんなわけで、最初は自分の席の周りの人と話すところから徐々に交流の輪が広がったと感じているのですが、私の場合は

・左右は休みがちで不在が多い
・前後はグループが出来上がっていて入りにくい

こんな感じで、「席についたまま自然に話す」機会が極端に少なかったんです。

かといって、離れた座席の人たちのところまでまで話しかけに行くほどでもなく。
なんとなく、そのまま、気づけば——

ぼっちになっていました。

座学の教室でぼっち回避したければ、多少席が離れてようと、積極的に話しかけに行く必要があります。
逆にグループ実習中心の教室だと、嫌でも話す必要性があるので、ぼっちは回避できると思います。

ぼっちでも4ヶ月通い切った考え方

学生時代を振り返ると、新学期はいつも「友達ができるかな」と不安でした。
でも、気づけば仲良しのグループができていた。
だから職業訓練でもそうなるだろうと考えていたのに、いつまでたってもぼっちな日々…

帰宅後にパートナーに「友達できた?」と聞かれ、言葉を濁したことが何度もありました。
その度に「このまま4ヶ月、誰とも仲良くならずに過ごすのかな…」と感じて、寂しく思いました。
でも、そんなとき自分に言い聞かせたことがあります。

「私はスキルアップのために学校に来たんだ。友達を作りに来たわけじゃない!」

友達ができなくても、スキルが身につけばいい。
1人でも学び続けられるメンタルは、この先どこでも役に立つ。

そう前向きに考えることで、ぼっちでも4ヶ月間通い続けることができました。

ひとりだけど、ひとりじゃなかった

友達ができなくて一番寂しかった瞬間は、終了式の直後。

仲良くなった者同士で楽しそうに「卒業祝いランチ」の話をしている中で、誰とも会話をしなくて済むように急いで教室を飛び出し、誰も乗ってこないことを願ってエレベーターの閉ボタンを押す。
あの瞬間はさすがに、泣きたいほど寂しかったです。

でも家に帰ると、パートナーが「おつかれさま!」と出迎えてくれた。
そして美味しい手作りごはんで労ってくれたので、とても幸せな気持ちで訓練を終了することができました。

学校ではひとりでも、学校の外ではひとりじゃない。
応援してくれる人の存在は、間違いなくぼっち生活の支えになっていました。

ぼっち生活のメリット

「スキルを学ぶために通っている」。

そう考えると、ぼっち生活は悪いものではありません。

早朝・放課後の自習中に、話しかけられて遮られることはない。
付き合いのためにランチやコンビニで無駄遣いをする必要もない。
放課後や休みの日に飲み会やカフェに立ち寄る時間を作らなくてもいい。

学校でも自宅でも自分のペースで課題に集中することができたのは大きなメリットです。

グループワークやディスカッションでは、既に出来上がってる輪の中に入る必要があったため、少し気まずい思いもしたけれど、「他人と全く話せない」という性格でもないので

・自分から話題を振る
・仕切り役を買って出る

など、その場その場をうまく切り抜ける力も自然と身につきました。

ぼっち生活のデメリット・心残り・後悔

友達がいなくて唯一デメリットだなと感じたのが、「リアルな就活情報を聞き出せないこと」。

クラスメイトには、訓練と並行して就活をしている人がたくさんいました。

・転職エージェントに登録した
・面接に行ってきた
・〇〇という条件の求人があった

そういった「リアルタイム情報」を仕入れることができないのは、デメリットでしかありません。

講師や担任から情報を仕入れることもできるけど、やっぱり「最新のリアルな情報」を持ってるのは、実際に就活していてるクラスメイトたち。

こういう情報を逃したくなければ、友達を作った方がいいです。

私は聞こえてくる会話から情報を仕入れてました(笑)

ぼっち生活の心残り:クラスメイトの話をもっと聞きたかった

クラスには面白い趣味を持った人や、興味深い経歴の人がたくさんいました。
最初にある5分程度の自己紹介でクラスメイト全員に対して「もっと話を聞きたい」と思わされました。

大人になると、30人弱の人物と一同に知り合う機会などそうそうありません。
ブロガー兼エッセイストを目指す立場としては、言い方は少し悪いけれどクラスメイト全員が「取材対象」になりうる人物だったのに、誰からもネタになる話を聞き出せなかったのは惜しいことをしたなと今でも度々思います。

ぼっち生活の後悔:人脈を作れなかった

訓練校に通う前に、

・職業訓練校ではスキルより人脈が大事

という体験談を読んでいたので、「人脈を作れなかった自分は失敗だったのかな?」とも思います。

人生において、人脈はとても役立ちます。
特に、個人事業主やフリーランスともなれば、人脈を頼って仕事を獲得することも十分にあり得ます。

同業・他業問わず、業界内の話を聞くことができるのも、どこかで役立ちます。

これも言い方が悪くなるけれど、「メリットを得られそうな人脈」を作れなかったことは、少なからず後悔しています。

ぼっちの4ヶ月を通して感じたこと

4ヶ月間、友達ができないまま職業訓練校に通ってみて感じたのは、

「友達がいなくても、学校には通えるし、卒業もできる」

ということ。これは断言できます。
だけど、同時に感じたこともいくつかあります。

大前提:「なぜ通っているか」を見失わない

まず大前提として、職業訓練校にはスキルを学びに通っているはずです。
だからたとえ友達ができなくても、「自分はなぜこの学校に通っているのか」を、何度も自分に問い直し、その目的をしっかり自覚すること。
目的意識が弱いと、ぼっちは辛く、不安が膨らむだけの時間になります。

無理してまで友達を作らなくてもいい

友達が欲しいからといって、自分が納得できない会話や同調できない空気に無理に入る必要はないとも感じました。

社会生活を送る上で、ある程度の協調性は必要です。
でもそれは、逆に言えば就職すればそういう生活が待っているということ。
職業訓練の間くらい、自分に素直になるのもいいのではないでしょうか?

1人を選び、その意思を貫くことができたら、社会に出た時に「自分の気持ちを優先して立ち回る度胸」が身につくかもしれません。

私自身も「1人は寂しい」と思いつつ、無理して会話を合わせ話に入るのも嫌だなと考えて、1人でいることを選びました。そしてその結果、「これまでと違う自分になっている」と感じる機会を得ることができたので、自分の気持ちに素直になってよかったなと思っています。

それでも最低限の人付き合いは「戦略」として必要

友達がいなくても訓練校を卒業することはできます。

でも、ある程度の人付き合いはしていた方がいいです。
その理由はデメリットでも書いたように、人付き合いが就職に役立つからです。

複数人の就活者と直接情報交換できる場は少ないです。
職業訓練校は、その数少ない場所のひとつ。
言い方は悪いですが、クラスメイトを利用すれば1人で就活するよりも多くの情報を得ることができます。

これはあくまで私個人の考えですが、 職業訓練校は「短期間の人間関係だからこそ、自分を最優先に動く」練習ができる場所でもあると思います。

利己的に割り切って行動する感覚を身につける。
この感覚は、生きる上で必ず役立つ日が来ると思っています。

挨拶だけでも欠かさず交わすようにしておけば、挨拶ついでに「昨日休んでたけど、面接にでも行ってたの?よかったら話を聞かせてもらえないかな?」と、話を聞くことができますよ!

まとめ:友達ができなくても、なんとかなる

職業訓練校に通う上で、友達を作ることは必須じゃありません。

・課題に集中する
・自分のペースで学ぶ

こういう視点で考えれば、友達がいない方が有意義な時間を過ごせる可能性だってあります。

ぼっちでも、目的意識を強く持っていればカリキュラムを終えて卒業できます。
そしてその経験を糧に、卒業後の道を切り開いていけます。

もしあなたが、「友達できなかったらどうしよう」と不安に思っているなら、安心してください。

ぼっちでも、最後まで学びきり、卒業した人間がここにいます!

おまけ:卒業するよりも大切なこと

ちなみに、卒業訓練校で最後まで学び卒業することは、必ずしも正解とは限りません。

様々な理由から途中退校を選ぶ人、訓練中に就職を決めてカリキュラムの途中で卒業する人もいるからです。

どの道を選ぶのが正解かは人によって違うし、その先を歩き続けることでしかわかりません。
ただ一つ言えることは、職業訓練校に入校したことも含め、「正解だった」と振り返られるようになるかは、自分の心持ち次第だということです。