飲みの席で、一回り年下の女の子と話していた時のこと。
恋愛観の話になり、彼女からこんなエピソードが語られました。
「彼氏に幸せにして欲しいと思ってたけど、どんなに優しくしもらっても全然幸せだと思えなくて、要求ばかりエスカレートしていた」
わかる。
私もずっと「誰かに幸せにして欲しい」と思ってました。
「私のことを幸せにしてくれる人」と結婚したいと思ってました。
だけど、ある日を境に「自分のことを幸せにできるのは自分だけなんだ」と考えるように。
そして、自分で自分を幸せにするため、少しずつ行動をしていった結果、それなりに幸せな日々を過ごせるようになりました。

幸せになろうとするなら、何事も人任せにするのはやめないといけない。
この記事では、私が「幸せを他人任せにするのをやめた」過程について書いています。
誰かに「幸せにしてほしい」と考えていた頃の私
私には、夢を諦め挫折した過去があります。
それ以来、どこか「自分は空っぽなんだ」と感じていました。
私にとっての“幸せ”とは?
夢を叶えられなかったことで、「せめて人並みの幸せが欲しい」と思うようにもなりました。
当時の私にとって「人並みの幸せ」というのは、結婚して子供を授かり、家庭を築くこと。
「結婚・出産して家庭を持てば、空っぽでなくなるかもしれない」
そう考えるようにもなり、当時28歳だったので「子どもを産むなら、今結婚を決めないと」と結婚相談所に入会し、婚活を始めることに決めました。
婚活で求めたのは“私を幸せにしてくれる人”
婚活で一番譲れなかった条件は年収です。
・妊娠出産したら当面働けないこと
・子供が小さいうちは専業主婦でいたかったこと
この2点から、「生活費を稼いでくれる人」を大前提に結婚相手を探していました。
そして、もうひとつ本気で思っていたのが「私を幸せにしてくれること」。
・結婚することで幸せだと感じられる
・周りから『良い人だね』と言ってもらえる
そういう人でないと嫌だと、本気でそう思っていました。
「無条件で私を幸せにしてくれる」ばかり求めていて、「そのために自分は何をするか」ということは一切考えてなかった。
今なら、「関わりたくないテイカー人間だなぁ」と冷静に分析できます(笑)。
「自分で自分を幸せにする」と決めてからの私
結局、結婚相談所では望む人に出会えず2年ほどで退会。
その後もお見合いパーティーやアプリで細々と活動を続けていましたが、結婚につながる縁はなく。
35歳になったのを機に、「もう、一生独身も視野に入れよう」と考えるようになりました。
何をするにも「他人任せはやめる」
婚活をしてた時はずっと、「誰かに幸せにして欲しい」と思っていました。
だけど、「一生独身」となるとそうも言ってられません。
「誰にも頼れないんだから、自分のことは自分で幸せにしなければ」
仕事、生活環境、交友関係、趣味、資産。
全てに対して「結婚したら環境が変わるから、今は考えなくていい」と軽視していたけれど、自分自身で満足感のあるものにしなければいけない。
そう考えてフリーター生活をやめて正社員へと転職し、生活環境も整え直し、資産の見直しも始めました。
嫌なことには、意見するようになった
「自分で自分を幸せにする」と決めた以上、自分の機嫌も、他人に頼らず自分で取らないといけません。
落ち込んだら自分で立ち直る。
嫌なことがあれば自分で回避する。
そもそも「嫌だ」と思う展開に持っていかない。
そのためには人に気を遣ってばかりでなく、自分の意見も言えるようにならないといけない。
意見することは場の空気を壊したり、わがままを言うことになる。
ずっとそう感じていたから、仕事でもプライベートでも、たくさん言葉を飲み込んできました。
でも、自分の意見を言うことは、「我慢」や「わがまま」じゃない。
自分の人生に責任を持ち、自分の価値観に正直に生きること。
そしてこれが「自分を幸せにする」につながる。
そんな風に考え方が変わると、例えば「飲み会の店決め」といった些細なことですら、「〇〇に行きたい!」「△△に行くなら不参加で」とハッキリ意見するようになりました。
意見を言って嫌な顔をされたり、場の空気が微妙になることもありました。でも、時間が経てば案外みんな忘れているもの。
だから今は、「ここで縁が切れるなら、それまでの関係だった」と割り切るようにしています(笑)。
マッチングアプリで「以前の自分」との違いを知る
自分で自分を幸せにする。人生前向きに歩き直すぞ!
そう意気込んだ直後、世の中がコロナで一変。
長らく誰にも会わず家にいた反動で、自粛が明けると「誰でもいいから話がしたい!食事に行きたい!」という欲求に駆られました。
だけど厳戒態勢ではなくなったとはいえ、世間はまだまだ自粛ムード。
友人を誘うわけにもいかず、「会って話したい欲求」を手っ取り早く叶えるためにマッチングアプリに手を出しました。
「好印象」を手放したら、会話が楽になった
婚活で会う男性たちは少なからず「結婚」を意識していたので、
「嫌われたくない」「良い印象を持って欲しい」
という気持ちが先立ち、言いたいことを言えないことが多々ありました。
だけど「今日だけの食事相手」と割り切ってる相手にそんな気持ちはありません。
気遣いはするけど、必要以上に遠慮はしない。
言いたいことを言い、聞きたいことを聞く。
もちろん、相手に聞かれたことも差し障りのない範囲で答える。
婚活時代とは打って変わって、楽しい食事会が多かったです。
マナー違反に、遠慮しなくなった
女性が出会い系アプリを利用するときは、少なからず「身の危険」を心配するものです。
私もそこは徹底し、絶対に食事だけで済むよう、場所や時間は慎重に選んでいました。
それでも時には夜の誘いを受けたり、マナーやモラル違反を感じる対応をされることもありました。
だけどそんなときは、「どう言えば気を悪くさせずに済むだろう?」なんて考えず、ハッキリ「NO!」と突きつける。
先に気分を害すことをしてきた相手に使う気遣いなんてない。
この考え方と行動力は、以前の自分にはなかったとしみじみ感じます。
趣味仲間が、パートナーに
そうこうしてる間に自粛ムードもおさまり、街に人が出てくるように。
アプリでの食事会に飽き始めていたこともあり、コロナ自粛で休んでいた趣味のクライミングを再開するようになりました。
長いこと離れている間にジムの顔ぶれも変わっていて、新たな交友関係がスタート。
その中で出会った男性と、現在パートナー関係となっています。
婚活とマッチングアプリの経験から、気負わず誰とも仲良くなれた
もしこのとき私がまだ婚活中だったら。
無意識のうちに自分をよく見せようとして、自然体でいられなかったでしょう。
でも結婚を諦めたり、マッチングアプリで複数の人と食事に行った経験があったからこそ、異性に対しても「結婚相手として評価する」目線を手放し、純粋にクライミング仲間として仲良くなることができました。
彼とも最初はクライミング仲間…
というよりは正直「この人を通してもう一段階上のグループに入れてもらおう」という打算的な考えを持っていました(笑)
だけど遠征のタイミングが合うことが多く、生活圏の重なりから飲み友としても会うようになり、自然な流れで特別な存在に変わっていきました。
婚活から大きく変わった気持ち
婚活の時は「年収」と「私を幸せにしてくれること」を条件に人を選んでいました。
だけど彼とお付き合いを始める前は
「自分のことは自分で幸せにするけど、彼がいたらより幸せになれそう」
「幸せにしてもらうんじゃなくて、私が彼を幸せにしたい」
そんな考えで、「この人と一緒にいたいな」と考えていました。
誰かに「私のことを幸せにしてほしい」と思っていた頃は「私が幸せにする」という発想はありませんでした。
「自分のことは自分で幸せにする」と決めているからこそ、「誰かを幸せにしたい」という気持ちが生まれたのでは?と考えています。
まとめ:「自分の幸せ」を他人任せにしない
誰かに「幸せにしてもらいたい」と考えていた頃は、その気持ちばかりが強く「どうして私を幸せにしてくれる人は現れないんだ」と常に不満と不安でいっぱいでした。
でも、「自分のことは自分で幸せにする」と決めてからは、そんなふうに考えたことは一度もありません。
不満や不安を感じたら、「今の状況は自分が作っている。だから自分で解決する」と考えるようになったからです。
幸せは、自分が進んだ道の先にあるもの。
不満と不安が多い道に入ってしまうこともあるけど、その時は一度立ち止まって軌道修正すればいいだけ。
それが、「自分の幸せ」を他人任せにしないと決めた、私の考え方です。
そうやって行動してきた結果、今の私は、それなりに幸せに過ごせています。
