PR

収入が減ったのに、以前よりお金を使えるようになった理由

お金と価値観
この記事は約6分で読めます。

「お気に入り」保存しておくと、時間のある時に読み返せます

仕事を辞めて、はや2年が経ちました。

収入0から年収100万円ほどに回復した今思うことは、以前よりもお金を使っているな、ということ。
といっても、浪費が激しくなったというわけではなく、

・仕事を頑張った月は美味しいものを食べに行く
・飛行機を使う、長距離の旅行をする
・旅先でアクティビティにお金を使う

こういった、「少しだけリッチな使い方が増えた」という感じです。

どうして、収入が少ない今の方が、以前よりお金を使えるようになったのか。
今回は、そんなお金に対する気持ちの変化をまとめてみました。

結論から言うと、昔から地道に続けてきた貯金や投資が、資産形成につながっていることを自覚した。その結果、将来のお金に対する不安が減り、今の楽しみのためにお金を使うハードルが下がりました。

以前は、「とにかく貯金最優先」という価値観だった

高校を卒業し、フリーターとして働き始めたのを機に、母から唯一指示されたことがありました。
それが「先取り貯金」。毎月一定の金額を引き落としで貯金に回すことです。

実家暮らしで、特に「これにお金を使いたい!」という欲もなかった私は言われるままにそれを始め、以降それが当たり前となりました。額の変動や、貯金から投資といった名目の変更はあるものの、もう20年以上続けています。

老後2000万円問題で、「お金を貯める」ことばかり意識するように

そんな私の貯金習慣に拍車をかけたのが、老後2000万円問題。
メディアで「公的年金だけでは老後の生活費が約2,000万円不足する」と大々的に報道されたことがきっかけで、「老後のためにもっとお金を貯めなければ」という意識が強くなり、

「貯金は全て老後のためのもの」

という意識で、2000万円を目標に、お金を貯める生活を続けていました。

2000万円は到達可能な金額なのか?

2000万円を目指して今まで通り先取り貯金を続ける中でふと、「実際問題、自分が老後までに2000万円貯めることは可能なのか?」という疑問が出て、きちんと計算することに。

当時の年齢は忘れてしまったけれど、何も問題が起きなければ「40歳の時点で1000万円には到達できるから、残りの20年でもう1000万円積み上げれば、60歳で2000万円貯まる」と思ったことは覚えています。

20年で1000万円貯めるには、年間で50万円。
月5万ずつ貯めていれば達成できるので、手の届かない金額ではないんだと知ることができました。

だけど、その計算をしたとき同時に思ったのが「あと20年、今と同じ生活を続けるなんてしんどすぎる!!」ということ。この頃から転職について考え始め、他の要因も重なって36歳で転職して初めて正社員となりました。

今は、「頑張って稼いだら、ご褒美に使う」という価値観

退職して一時は収入0に落ち込みましたが、今は月収10万前後まで回復しました。
正直、以前のように「60歳までに2000万円」ペースで貯金できる金額ではありません。

だけど、これまでの経験から「貯金をやめる」という状態が落ち着かない私。
たとえ手元の現金が減っていくとしても、貯金…正確には投資をSTOPする気にはなれない。
だから今は、貯金から生活費と投資額の両方を切り崩すという、現金がガンガン減っている状況です。

そして、そんな状況にも関わらず、以前よりも明らかにお金を使うことに抵抗がなくなりつつあります。

仕事を頑張ったら、おいしいものを食べに行く

シフトが多かったり、臨時の仕事があった月は「今月は仕事を頑張ったから」と、パートナーを誘って好きなお店に繰り出すことが増えました。

無職時代は「申し訳ない」と思いつつも、収入がないので外食時はパートナーにお金を出してもらうことが多かったです。
それ以外でも、パートナーには日頃からとても感謝しているので、その恩返しの気持ちも込めて、収入が多い時は彼に還元したいという気持ちから、食事に誘うようになりました。

旅行の予算が増え、飛行機利用や連泊もするように

以前は旅行するとき、少しでも旅費を抑えたい気持ちがあり、飛行機を使わずに行ける距離や、1泊2日の行程を組んでいました。

今は飛行機を使って離島にも行くし、2泊3日で行くこともしばしば。
旅行に使う予算の上限が倍ほどに上がっています。

また、「旅行があるから仕事をもっと進めておこう」「旅行のためにもっと稼ごう」と、仕事のモチベーションに直結するようにもなりました。

手元のお金だけでなく、総資産で考えるようになる

こんなふうに、収入が減ったにも関わらず、お金を使えるようになった理由には、目先で減っているお金だけでなく、総資産を意識するようになったことがあります。

退職を機に、自分の総資産額を知る

漠然と続けていた貯金と投資を「総資産」として意識したのは退職を決めてからでした。
「自分は働かずに何年くらい生活できるのか?」
その期間を把握するために、預貯金や投資資産などをいろいろ引っ張り出して、総資産額を計算してみました。すると、この時点での総資産額は約1800万円。なんと、目標にしていた2000万円の一歩手前でした。

母に言われるがままに始めた先取り貯金。
そしてその数年後、これまた母に言われるがままに始めたインデックス投資によって、資産形成の基盤ができていたことを実感した瞬間でした。

この時ほど母親に感謝したことはないし、今でもことあるごとにお礼を言ってます。親の金融リテラシーに大感謝。

働いていないのに、総資産が増えた!

退職を決めた頃に把握した総資産は約1800万円。
その後、税金の支払いなどで資産は減り、2025年1月頃には約1700万円になっていました。

2025年は働くつもりがなかったので、年収予想は0。年間支出予想は140万円。単純計算で2026年突入と同時に総資産額は1560万円まで減ることを覚悟していたんですが…

なんと実際の総資産額は1900万円!
年始はもとより、退職時よりも増えている!!

「働いてないのにお金が増えるとは?私、知らずにFIRE達成してたってこと????もう働かなくていいの????」

と、脳内大混乱でした。
毎月確実に貯金額は減っているのに、総資産額は増えている。
脳内大混乱でした(2回目)。

増えた資産が、そのまま使えるお金とは限らない

もちろんこれにはカラクリがあって、投資の評価金額が予想以上に上昇したのが大きな理由。

特に2026年1月頭は金が史上最高値を記録したこともあり、総資産額の大幅な増加に繋がりました。

しかしながら、この話には恐ろしい続きがあり…
総資産額を確認した直後から金の下落が始まり、数日でピーク時から100万円近く評価額が下がりました。つまり、私の総資産も¥数日で1800万円まで下がったということです。怖すぎます。

それでもこの「投資したお金は思ってる以上に増えることもある」という体験は、私のお金に対する不安をかなり減らしてくれました。

将来のために貯めながら、今も楽しむ

お金を貯める習慣がある人の中には、そのお金を使おうとしても、「もったいなくて使えない…」となる人が一定数いるようです。
私も、どちらかというとそのタイプで、

・何か欲しいものがあると、まず買うためにお金を貯める
・貯まった頃には、もったいなくてそのお金を使えず物も買えない

こういうことが何度もありました。

だけど、「手元の現金が減っていること」と「総資産が減っていること」は、必ずしも同じではないこと。
そして、投資しているお金は増える場合もあること。
そうした現実を知って、以前よりもお金を使う心理的なハードルが下がりました。

その結果が、外食や旅行回数の増加につながっています。

これからもお金を使うことで必要以上に不安になったり怯えたりせず、将来のための資産形成と、今を楽しむお金の使い方を並行していこうと思います。

そしてもちろん、今の支出を続けても赤字にならないだけの収入を作る努力も同時進行です!(笑)